第34話 そこも治るんだ


途中小さな街の冒険者ギルドに立ち寄ってみたんだが、どうやら本当にダークコレダーの部下に本当にドーベルという魔族が居たようだ。


貼り紙に、今回の事件の話が書かれていた。


中央教会が襲われ教皇が死に、聖教国ゴッドネスはより魔族に対しての警戒を強めたようだ。


『馬鹿な奴らだ』


魔族と戦争状態なのに油断しきっているからだ。


襲ってみて解ったが、油断しすぎだ。


中央教会だけじゃない、聖教国ゴッドネス自体が魔族に襲われない。


そう思っていたに違いない。


街の人間も普通に生活していたしな……随分と平和ボケしたもんだ。


まぁいいや。


完全にバレていない。


この状況なら、ソニア達の元に戻ってこのまま生活すれば良い。


さぁ、帰ろう。


◆◆◆


「ただいまぁ~」


「お帰りリヒト」


「リヒトくん、お帰りなさい」


「お帰りなさい! リヒトお兄ちゃん」


ホテルに戻り部屋に帰ると三人が俺の胸に飛び込んできた。


髪の毛から良い臭いがしてくる。


だけど、凄く嬉しい反面、悲しくも思った。


『随分軽くなったな』


たった2週間に満たない期間なのに凄く軽くなった気がする。


思った以上に酷い状態だったのかも知れない。


出来るだけ早くエリクサールを飲ませた方が良いだろう。


「三人とも顏色悪そうだね! 実は滋養強壮に良い薬を手に入れたんだ! 凄く苦いけど飲んでくれる?」


「「「滋養強壮!?」」」


三人とも驚いている。


まぁ、普通なら若い女の子のお土産に『滋養強壮剤』は無いよな。


「顔色悪いよ……良いから飲んで……」


明らかに怪しいよな。


だけど、出来るだけ早く飲ませて治してあげたい。


「あっ、そうか……リヒトったらもう、仕方ないなぁ~」


「そういう事ね! そんなにお姉ちゃんとタップリしたいんだぁ~」


「リヒトお兄ちゃん……うんうん! それじゃしようか!」


三人が怪しい目つきになった気がする。


気のせいか体をしならせながら迫ってきている気がする。


明らかに勘違いしているみたいだけど......


それでも別に良いや。


「取り敢えずこれ飲んで……それから、楽しもう」


「そう、仕方ないなぁ~そんなに私の乱れた姿がみたいのかな、リヒトなら良いよ……うんぐっごくっ……これ凄く苦くてまずいよ……だけど、これで良いの?」


「それじゃ、僕も……うんぐっごくり、ぷはぁ~まずいねこれ」


「そんなにまずいの~ まぁいいや、うんぐっううっまずいよこれ」


三人は渡した瓶の中の薬を一気に飲み干した。


ソニア達は別に体が欠損しているわけじゃない。


クスリの効き目はどうすれば解るのか……ああっ!


背中に刻んでいた『リヒトの物』って傷が消えた。


と言う事はしっかりと効いたと言う事だ。


良かった......ちゃんと効いたみたいだ。


「しっかり効いたみたいだ……」


「うん、これ凄い薬だね、体が凄く火照ってきちゃう。 リヒト、そろそろお願い……」


「それじゃ僕も脱いじゃおうえいっ」


「リヒトお兄ちゃん……なんだか切ないの……」


三人が裸になり、俺に迫ってくる。


「「「リヒト(くん)(お兄ちゃん)も脱いで」」」


これはもう堪らない。


エリクサールが効いているのか肌も凄く綺麗になっている気がするし、肌が上気してほんのりと赤らんでいて妙に色っぽい。


おれは手早く服を脱ぐと、待ちきれないとばかりに三人は俺を押し倒した。


「それじゃ、今日は私が一番......もう準備は終わっているから……ハァハァ……行くね」


「「ソニアずるいよ」」


「うっ……あっ、うっ痛いっ……なんで凄く痛い」


「なんだか解らないけどソニアが無理なら僕が……うん……痛いっ.......痛いよ、なんで?なんで?痛いの......」


「二人ともどうしたのかな? まぁいいやリタが今、気持よくしてあげるね……うん、ハァハァ、いやぁなんで? 痛い……痛いよ」


そうか……エリクサールで治療したから処女膜まで治った、そういう事か。


それなら、良かった。


記憶は兎も角……これで体も完全に新品に戻った。


そういう事だよな。


「はははっ、痛いなら、また今度にしよう。今日はゆっくりと、これから散歩にでも行こうか?」


「どうしてか解らないけど、私綺麗な体に戻ったみたい」


「うん、僕もそうだ……」


「私も……」


「そう? それじゃ……俺は大浴場でも行ってこようかな……」


「「「だ~め」」」


三人俺を押さえつけて、さらにのしかかってくる。


「え~と」


「どうしてこうなったのか解らないけど、私の初めてあげるから、ほら!」


「うんうん、僕の初めて貰ってね……お姉ちゃんの処女貰えて嬉しいよね?」


「リタの初めてあ.げ.る!」


「……ありがとう」


結局ソニア達三人は止まらず。痛い筈なのに俺の体を貪るように深夜までヤリ続けた。

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