劇作短編 超長い道を、徒歩中

恥目司

真鯛

長い長すぎる。

この世界はまるで永遠の道イオンが見えてるだが、まるで米粒のようだ。

そもそもどうして空港のせいで回り道をしないといけないのか。

不思議でたまらないというか、空港の中に道を作ってもいいんじゃないかって言う位には長すぎる。

ふざけるんじゃない。走る車はおそらく法定速度を超えた走り屋ばかり。

まるでサーキットのごとく暴走している。

ふざけるんじゃない。

なぜこうも長い道のりを歩きながら、僕はこんなことをしゃべっているんだろうか。

あぁあの山は地元の山よりも高い。

しかもなんか山が多い開けた平野は多分ない。

盆地だから。

見て、あそこにゲオらしき看板があるよ。それも黄色。

あの昔の看板が見えた。

イオンの看板がだが、あそこのイオンはイオンモールじゃない。ただのイオン、つまりジャスコだ。遠い空港の端まで来たと言う感覚は、感慨深い

ここで飛行機を待っていると、ものすごい間近に飛行機が見えるのではないかそう考えている長すぎる。どうしてこうも回り道をしているのかまぁそれは置いといて長すぎる。ちなみに大体あと2キロ弱位でイオンに着く。

長すぎる。ふざけるんじゃない。

イオンに着いたとて目的にたどり着いたわけじゃない

ここは山形東根

僕の目的地はそう仙台


終わりだ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

劇作短編 超長い道を、徒歩中 恥目司 @hajimetsukasa

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る