推しのチームのことが大好き過ぎるが故に

ホキニワラ

第1話

 カタカタ……、カタカタ……。


「うぅ〜……、何だか頭が痛い……」


 私の名前は宮橋茉莉亜。とある会社で働く入社3年目の女性社員です。そんな私は現在あることに悩まされているの……。うぅ〜……、しくしく……。


「大丈夫ですか茉莉亜さん。もしかして頭痛ですか?」


 この人の名前は長谷川奏翔かなと。奏翔くんもここの会社に入社してから3年目で私の同期になります♪


 そんな奏翔くんは私が頭を痛がっている様子を見て、少し心配そうにしながら頭痛なのかどうか聞いてきたの。


「うん……、そうかも……。奏翔くんの言う通り、私はもしかしたら頭痛になったかもしれない……。うぅ〜……、イタタ……」


 奏翔くんに頭痛かどうか聞かれた私は、もしかしたら頭痛かもしれないと素直に答えたの。


 そう。私が悩んでいたあること、それは頭痛のことだったの。


「なるほど……、やっぱりマジで頭痛でしたか。それはとても心配ですね」


「心配してくれてありがとう……、奏翔くん……。まあこうなってしまった原因は大体の予想が付くけどね……。あはは……」


「そうなんですか? その原因とは一体……?」


「うん……。多分スマホのいじりすぎが原因だと思う……」


 そして私は頭痛になった原因として、恐らくスマホのいじりすぎだと推察し、そのことを奏翔くんに伝えたの。


「スマホのいじりすぎですか……。なるほど……、それは一理ありますね……」


「うぅ〜……、でしょ……? ハァ〜……、ここ最近特にスマホのいじりすぎが多くなってるんだよね私……。うぅ〜……、しくしく……」


「あはは……。確かにスマホはついよくいじっちゃいますよね……。これはあるあるですね……」


 続けて私は最近特にスマホいじりが多くなっていることを奏翔くんに話したの。


 スマホいじりは普段からよくあることなんだけど、最近は特にそれが酷くなってるんだよね……。


「そういえば茉莉亜さんって、普段スマホで何見たりするんですか?」


「う~ん……、アニメの関連情報だったり動画視聴やビジネス系のサイトとかを見たりしているかな♪」


「へぇ〜、そうなんですね」


「でも中でも特に一番見ているのは推しの野球チームの試合結果だけどね♪」


 奏翔くんに普段スマホで何見るのか聞かれた私はいつもよく見ているものを素直に答えたの。


「推しの野球チームの試合結果ですか……。そういえば茉莉亜さんって、確か東京オレンジシャイニーズのファンでしたよね?」


「ニヒヒ〜、そうだよ〜♪ 中でも三宅洋二選手が私の一番の推しなんだよね♪」


「あ〜、なるほど。三宅選手って確か足のスペシャリストでどこでも守ることが出来るユーティリティープレイヤーの人ですよね?」


「そう♪ 奏翔くん大正解♪」


 それから私は自分の推しの野球チームについて奏翔くんと一緒に楽しく会話していたの♪


 奏翔くんとこうして推しの野球チームの話するの何だかすっごく楽しい♪ ふふっ♪



「だけどそれが……、頭痛を引き起こす一因にもなっていると思うんだよね……。あはは……」


「えっ、そうなんですか?」


 そして私は推しの野球チームの試合結果を見たことが頭痛を引き起こした原因なんじゃないかなと分析したの。


 私に頭痛が起きてしまったのは正直それしか考えられないと思ったんだよね……。

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