第10話 とても楽しいよ。それをやっている人たちは。

とても楽しいよ。それをやっている人たちは。


そして不特定多数からリアクションを得ることに本当に満足している。

「正義という名の権力を持つ自分」が大好きなだけなんだ。


少しの失敗はあった。でも全員が全員死ぬわけじゃない。

で。

今後、あのような事件が増えることはないと思う。うん、ないことを願うよ。でも、わからない。何が起こるかわからない。


もしかしたら、別の誰かが、別の方法で?



最近いろいろ便利だから、もっと人が増えるかもしれないな。新しい追い詰める方法を 誰かが発見する。ひとは成長する。

それって クリエイティブかつ 自然なことなんだよ。



==============================


先ほど引用したインタビューの中で、あなたは「人は自分らしく、好きなようにあるべきだ」とおっしゃっていましたね。


こういう活動をする人たちは、


ええ、そうです。人権家を自称される方々は、いわゆる誹謗中傷なんてしない、と思っていました。


主張される方々は、「傷つくのは弱者なんだ。弱者は守られるべきなんだ。

子供たちを守るために、児童虐待を排除しましょう」という。


まあでも、実態調査はまずしない。


そんな被害者が本当に存在したのか、虐待を受けたと自認する子がいたのか、

確認は しなかった。ねぇ、見えていなかったんでしょうか。


子供たちが もうやめてください と言っても、あなたは先生をたたき続けた。

心の形がなくなるまで。


わたしたちは、ずっと おぼえていますよ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

祝福 @nendo0123

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る