推しが...推しが

俺の推し。死にました。

回復役が回復しなかったせいで死にました。

おい、何故だ。お前回復役だよな?復活呪文持ってるよな?どうして抱きしめて最期の言葉聞いてるんだ?その間に回復してくれよ。頼むから。


詠唱無くても回復できるだろお前。


あの子凄い良い子なんだよ。助けてくれよ。それか助けられない理由を教えてくれ。

主人公も主人公だぞ。俺、ちゃんと薬持って行ったのに。飲ませろ。


俺泣くよ?というかもう泣いてる。死なないでほしかったよ。

回復の存在に気づきたくなかったよ。気づいたせいで疑問ばかり生まれるよ。

なんで回復しないの?

時間あるのに回復しないなんてお前ら裏切り者なの?


もっと旅できると思ってたんだよ俺。ショックだよ。

受け入れる時間をくれ。






......よし、オーケーオーケーあの子はここで死ぬのね。

ここで別の箇所にセーブしてちょっと前にロードで戻るわ。

愛でてくる。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る