水平線の続き
一隻の小さな船が青い線の向こうへ消えていった
それを追うように雲はぐんぐん流れていく
透き通った感情に目を凝らしてみても
もう船はどこにも見当たらない
それでも消えてしまったわけじゃないのだと
どこかの誰かは知っている
ここに居ないとしても
誰もそれを忘れてはいないから
全てが美しく見えるのだ
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