夢日記
あぐらみ
●
これは私が小さい頃によく見た夢だ。
気がつくと白い空間にいる。
ただ光源が少ないせいか真っな部屋という印象はない。記憶の中だとベージュっぽくもある。加えてどこまでこの部屋が続いているのかもわからない。
薄暗い空間の真ん中に佇んでいた。
眼の前に丸い黒い影が現れ始める。その影は少しずつ大きくなっていく。
最初はぼんやりと眺めていたがどんどん巨大になっていくそれに、次第に私はとてつもない恐怖に襲われ全速力で逃げ始める。
それでも黒い影は拡大をやめない。どんどん大きくなっていく。
逃げても逃げても、拡大するスピードは変わらない。
いつ追いつかれてもおかしくない、追いつかれたら潰される、そんな恐怖感から走ることをやめない。
やがてその黒い影が空間を埋めそうになったとき、いつもそこで目覚めるのであった。
夢日記 あぐらみ @kabukichi00
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