おまけ
【おまけ】初週2500冊売上未満が打ち切りのデッドライン
ラノベってロングテール商品じゃないんです。つまりね初週で2,500冊すら売り上げられないと次週は約1,000冊、第三週は約300冊で1か月で約5,000冊売り上げられないということになります。次月にはもう月単位でも約100冊すらも売り上げられなくて三か月後には書店から君の本は永久に消え、取次の倉庫に戻され古紙に変換されます。もちろん打ち切られます。それがラノベでの現実ですと言わない編集者、これ悪質です。「初週デッドライン」を言わない編集者に当たったらそりゃもう地獄ですよね。夢の書籍化が悪夢の書籍化になって3か月後にはコミカライズも打ち切り。最後のコマのセリフは「ぼくらの戦いはこれからだ!」となって永久に君はたぶんもうラノベ作家として復帰できません。
これ、打ち切りラインとも言われております。まあ、都市伝説なんですけどね。つまりラノベは瞬発力が問われるんです。ただし「薬屋」シリーズだけは別で純文学や大衆文学のような売り上げを記録しています。そうなんです。2012年発刊の本「薬屋第1巻」が2024年の週売上1位になることもしばしばあるぐらいの「化け物」ラノベです。というか「薬屋」は事実上の大衆文学です。もちろんいい意味で「化け物」って意味ですからね。
そして残念なことにラノベ市場201億円(2023年)のかなりが薬屋です。なので君は夢を見てはいけないのです。201億は薬屋たった1作が売上の大半なんすよ、ぶっちゃけ。よっぽど漫画(コミカライズ)が売れ行きが良かったとなった場合を除き君はほぼ確実に約3か月後に消えるんです。デビューから最速3か月後ですからね。
それだけラノベって消耗品だし君の作品なんて誰も見ちゃいないのです。
本物の編集者さん。ここ見てるでしょ? もう「オリコン週間ライトノベルランキング」って毎週必ず公表されてるので書き手もラノベは消耗品って事はとっくの昔にばれてますよ。いい加減に書き手に夢を見させることばかり言わずに「はっきり言うけど高確率で君は消耗品だよ。それでも書籍化する?」って大賞受賞者にはっきり言ったらどうですか。じゃなかったら「第二巻の打診すら来ないとかどうなってるんだよ!」って必ず編集者・出版社ともめますからね。「ラノベ市場の現実を君に言ったじゃないですか!」ってもめるいつものパターン、もう止めませんか。そういうの「夢食い商売」って言うんですよ。
(※「書籍化確約」とはたしかに書いたけど第二巻まで書籍化確約するとはどこにも書いてないことに要注意。要はテスト書籍化にすぎない)
書き手の人に。まずは「週間オリコンライトノベルランキング」を見てみよう。月で1万冊も売り上げたらメガヒットと言われるぐらいの世界だ。君が生き残れるか常識で自分の頭で考えろ。そしてこの2,500冊(初週デッドライン)という数字をよく見て、書籍化された後に「自分が生き残れるか」をよく考えろ。書籍化されて消えた奴の星の数も見て、だぞ? それが現実だぞ?
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