第6話 原作クラッシャー編集者
世の全員が善人では無いのと同じで「あなたのために親身に対応します」という言葉が口先だけの奴がいます。コミュ障だったり確信犯だったりします。
ラノベを発行するとほぼ同時にコミカライズもスタートするわけですが本人と出版社側編集者、漫画家、漫画家側編集者と密に情報伝達しないとどうなるか。
分かりますよね。勝手に自分の著作物を書き換えてさも自分オリジナルのように描く漫画家が稀に居ます。
これがアニメだと本人と出版社側編集者、漫画家、漫画家側編集者、アニメ脚本家、アニメ監督、アニメスタジオとなります。アニメはちょっと怖いです。実写化が一番危険です。原作クラッシャー編集者の巣は「実写化作品」なんです。特に実写なんてラノベ・漫画に「愛」なんかないですからね。ここで私は実写の脚本家や局Pに言いたいです。
「そんなに原型をとどめないほど原作を改変したければてめえがオリジナル脚本を書けよ、ボケが!」
そんなに頻度は高くないですが実写以外でも稀に起きますし、なんだったら著作者本人に許諾取らずに勝手に「ここにハンコ押して」と2次制作許諾契約書だけ送って来るというふざけた編集者も居ます。なのでね本当に良心的な編集者は「実写化は止めとけ」って言うんですよ。貴方の作品が壊される=あなたの心も壊されるって事です。
そんなことをするぐらいの出版業界ですよ。もうわかりますね。本題に戻ります。
「編集者視点で読みたい作品」とは本当は何なのか。
★の数? それは保険です。上司から「ほら見ろ、星の数が少ない不人気作家を起用したからだ!」ってなります。じゃあ★の数が多かったら成功するかって? そんなわけないじゃん。これ「保険」とか「言い訳」の道具なんですよ。ちっっっっともラノベ作家本人の事なんか考えてないしラノベ本体の出来もどうでもいいのです。
ええ!? 嘘!? 本当!?
残念ですが本当です。それがもうビジネスモデルになってるんですね。なのでね下手すると審査員がラノベ作家ではなく漫画家の可能性すらあります。はじめっから君の文章力になんか期待してない。
というか星の数と打ち切り率って実はデータ持ってるはずなんだ。実はよっぽど突き抜けた星の数でなければミリコンマの差の世界のはずだ。じゃなかったらラノベ市場がこんな惨状なわけねえよ。
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最後にですが極力ラノベ作家・ラノベコミカライズ側の両者は実写化のオファーが来た場合即で「ノー」を突き付けるべきと考えます。なお実写化してもほとんど2次著作権利用料など支払れないです。その上で屈辱的なことを高確率でされます。実写化なんて何もメリット無い。
嘘だと思うのなら実写化の原作者に聞いてください。特に『海猿』の作者の裏話が有名ですね。原作者に向かって舌打ちまでしたそうですね、出演者は。私は漫画の各団体等が声明文を出して「実写化はすべてお断りさせていただきます」と出さないと駄目だと思います。そこまで極端じゃないにせよラノベ→漫画の段階でもう既に原作クラッシャーが居るので本当にその編集者が君のことを守ってくれる編集者がどうかを目利きする必要があるのです。
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