夏休み明けの今日という日に
天使 有咲
第1話
「みんな久しぶり!!会いたかったよぉ〜」
この「みんな」の中に俺は含まれていない。
「みんな」とはクラスの一軍で話してて楽しいイツメンのことを指している。
窓際の1番前の席。
授業中の指名は少なく、黒板は見やすく。
物語のモブAとして描写されるに相応しい席だと思う。
そんな席に、俺は座っている
「なぁ!!宿題やってきた!?写させて!?」
突然の大声に驚き、声のした方を見る。
、、、俺に向けられた声じゃなかった。
「…どうぞ」
隣の席のメガネっ子。
本物メガネの俺には分かる。伊達メガネなのが。
おそらくモテ避けかなんかだろう。
なんせ、顔が美しすぎるんだ…
一纏めにされた後ろ髪は丁寧にケアされているのが分かりやすい。
肌の色は夏に相応しくないくらいに透き通った白をしている。
その美貌のせいか、同じメガネっ子なのに俺のようなモブ感は皆無である。
「綺麗やなぁ…」
ん…!?声に出て、た…?
「今、なんて…?」
やべっ、、、
次の更新予定
毎週 日・火・木 17:00 予定は変更される可能性があります
夏休み明けの今日という日に 天使 有咲 @BelliY
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。夏休み明けの今日という日にの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます