第5話 耐えられない
――――――「…すごい…飲み込んでる…」
「へたらないでよ。」
「へたらせてくれない。…………ぁぁっ!!…」
「あんたが勘違いするから。だからわからせてあげてるの。」
「……ぁぁっ」
―――――――――――――――。
あの後僕は家に帰った。
すると、既に明日香が帰ってきていた。
僕が横目で気付かないふりをして、シャワーに行こうとすると、呼び止められてこうなった。
「……明日香、もういいよ。もうやめよ。」
事後に僕は別れたい思いも含めてそう言うと、
首に手をかけられた。
「逃がさないから。どうせ逃げたって私が恋しくなる。なら逃がさない。」
でも僕はここ最近、壊れてしまいそうだった。
以前の様に構ってくれ無くなったから。
「……もういいよ。別れよ。もういい。」
「…勝手にして。」
僕は粗方荷物をまとめて明日香の家を出た。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます