第46話 ヒビキ

目を刺した途端、地上に戻った。


「なぜ...幻覚が、見破られた...?」


幻覚!!それを目でやっていたのか。


「もうこっちのもんだ。雷神!!」


「すまんな...ヒビキ...」


6層

「……!!人が、来た!?ってことは、沼呑鬼死んだ...?」

「......第一級殺鬼により、死刑。轟!!」


体の中に激痛が走った。雷が落ちたみたいだ。


「お前に...殺されたのか...一緒に強くなるって言ってたじゃん。」


なんだ?


「一緒にあいつ殺すって約束したじゃん!!この嘘つき!!死ね!!死ね!!死ね!!‼」


「雷神。」


せめて安らかに。それにしてもあいつって誰だ?


〔イクスさん。ヒビキがいっていた、アイツとは鬼の王のことです。あの人たちは、鬼を倒しもするが、同時に、私たちとも敵対している地位の鬼です。〕


ヒビキってあの鬼か...

なんか怨念があったのかな

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