「いた。」

炎鬼が指さしたのは狸だった。

「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前・・解!!」

水鬼が呪文を唱えると、狸が人の姿になった。

「炎鬼、水鬼、裏切ったな～」

「目を覚ませ！木鬼‼」

「頼む！イクス！」

「おう　デビルチェーン　真・風神　血鎌！」

…………斬った！…………は？

「惜しかったね～」

俺が切ったのは丸太だった。忍者みたいだ。

しかも影分身してる。

『リタ。本物分かるか？』

『そこは頑張ってください。』

片っ端からやっていったがポンポン増えていく

「デビルチェーン　真・風神　血鎌！デビルチェーン　真・風神　血鎌！」

これだ、本物。

「やっぱ勝てね～や。龍紋さんには。」

「大丈～夫。正気だから。」

「4人目は雷竜門の神殿にいるぞ。5柱の中で2番目に強いけど、頑張れ！」

「転移魔法雷竜門　神殿」

「いでっ！か、雷！？」

「言い忘れてたけど、門からしか入れないよ。」

「遅いよ。転移魔法発動。」

※５柱：無音をのぞいた、火、水、雷、木、地の基本属性をもった、六音神のこと

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