第15話 秘密

そうだ。磊々館からでないと、誰かに取られちゃう。たしか磊々館の支配人、パクデー・カイムを倒さないといけないのかな?それなら、


「探目」


一か八か探してみた。

―――ビンゴ。


色んな人の名前にパクデーがあった。この名前の主は、、、いた!


「あら?この場所当てられちゃうとは」

「龍粋拳」


リンがもう攻撃してる。まぁ躱されたけど。


「ドクロチェーン。雷神。風神。コピー。龍粋拳、龍粋脚」


コピーは専属神や従属、身内の能力をコピーする能力だ。成長すれば、見ただけで扱える、チートスキルだ。


「コロス。ワタシノヒミツヲシッタモノハイキテカエサナイ。」


中から出たのは、サイボーグ姿のパクデーだ。まさか、サイボーグだったなんて。


「サイボーグなら、雷神」


狙いどうりオーバーヒートした。すぐに景色が外になった。速く向かわないとほかの奴らにとられる。


…このあと、壮絶な戦いが繰り広げられることを、このときの俺は知る由もなかった。もう一回、あの声に代わることも。

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