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  • 親愛なる読者へへの応援コメント

    自他への緩やかな破滅願望と緩やかな生存願望の持ち主同士が引き合い、しかして同時に「どちらにもそれを明言しない」という細やかな擦れ違いやディスコミュニケーションにより、喪失に至る。
    逝った者も遺された者も、きっと恐らく望んでなかったが、しかし同時に余程でない限り……
    それこそ本道を外れ、刺殺にまでは至らず、生前ルートにでも行かない限り、決して他の結果には至らなかったであろう妥当性。
    ただ読者も語り部も、その内心を推し量る事しかできない、もどかしさ。喪に服し続け、それが明けないような寂寥感。その内心で生き続けたかったのだろうかとまで考えるのは、穿ちすぎだろうか?
    緩やかな厭世観と、恋焦がれるような…でも踏み越えれない希死念慮と発言のハードル。非常に繊細な作品であるように思います。
    非常に良いです。ご馳走様でした。