テーマ

夜鷹掌

傘 pre

生き物

影すら立たず

忍び寄るのだ

悪いやつ…

体をくねらせないといけないから

隙間の石が

敵を四面に象り、

解体するなよ―

                生態系! 螺旋階段の2つ半下から聞こえてくる

羽虫の訪問は

妄想を妨げる意志すらバッシングセットから湧かせてくる 夜の悪夢も辛辣な中止


パラソル席のカップルは

地球温暖化をシェイクする

陽の光の滝よ、奥座敷のある民家の扉をひと押しでもしてみたら

エデンを惑星にしよう

さしずめ地下世界を引き延ばさせて、

幸せの捕まえ方に安堵し、ゲームのような感覚が支配する

時間を忘れない赤い灯火が、獣たちの里へと

山を越えていき澄んだ目を湛えたまま食うべきは途中で離れ

冬に集まり、また駆ける日まで

挨拶は、去っていく足音


Welcome

to the journy!

女の子は自転車の前バケットに身体を倒し、坂の下を

よろよろ

足踏ん張り、目が湿度に冴えている

気持ちも、開いて 値引きセールは見ない

紫陽花の従兄弟も麻薬を退ける

歌い歩けば、自然と笑顔の満ちる

立ち尽くす抱腹の葉っぱ

ビタミンを花の気道にそっと馴染ませ、

今は夜なので風を炒めてる


あわや、坂の先の高原に信号の心拍があっても

言葉の裾をめくりあげ

あなたなら

落としてしまう

愛の方程式

ひざまずいて、俺は転がり込んだ

芝生のカニに、出逢いの一周を済ませれば

飽きを知らない気持ちのまま木陰で目を閉じている

針の先端さ


英雄の落馬した、敗北の森

どんな苦労も足を砕けさせ

一瞬でコケに覆われるあなたの唇

歴史を語るのは、再建された駅舎の

陶器の破片で、焼いていると

弾けてくる肉の切り身が鮮血


お化けの

フカマルミドリ

怯えてこそ見事だ!

中世王城のとぐろよ

犠牲党代議士も、寝袋にくるまる

人の隠れた瞳を見なくてはならない高度に、君が登ってみても

あなたみさきをみるか、きをきり、きり

断絶されてゆく社会を認めるか

聖域に、贋作の盾を飾った大英博物館 物故会員 学芸員

の飲み会でアテナの小さな乳とブロイラーの骨が討議される


あ、もしもし

ご飯どうするーの

(22時)



太鼓の音

ドロンドロン、ドロン

いかれたバチのようなものが

カルシウムの

粒になって、目の前を空を覆い

身体に負荷をかけている


海から吹く風のような

気流のイタズラが、朝のおはようの挨拶に独り言つ俺のない、

勝る

ミラーキャップ と

カッパ


扇のへりに乗りかかる幼気なシーバス

街の高架に埋め込まれる

折れたら、落ちる 足も海をかき分けた

ヤドカリの足跡の前に、

そのまま倒れると黒瀬に引っかかる

撃たれた、俺の目は二つとも掌に乗っている


撃たれた。

腕を抑える老人は、一瞬のけぞるが

一日を

曇り空にした、裏切りへの不安を思い出すと

満面の笑みを忘却させ

目をつぶる

<反射> の

考察に入ると、物体を』想念の中から

切り取る」


私は歩く

海の洞窟に、細くてくねくねした水路を認めて

青さを思い出すのは波が揺らせる肌が呼吸する

孤独という言われのない扉の耳抜きか


結界があると無意識に、思って秒針を抑える

寄りかかる

軍の潜水艦の窓から、

沈んでいるのは

やや重い「●」

 来ました。


映像が送られてきた…

子供用のフォルダに

「 ドクダミ > 花クタミ「水路のよどみ吸いきれる」

標本。」

本にも載ってる白い小さなとんがり帽子…


チンキに漬け込むと香りが、除草剤の煙も

ヒートアイランデイ!

算数を組みなおそうと

紫陽花のじょうろに逃げ込んでいった

 若いシマヘビも、おや、身体を擦り付けていた、

 少年に催促する日光も、どちらへか差す泥の庭にお辞儀する

 何者だ? お前も。

日光の産毛が差し込めてくる― 昼下がり

下の家の坊主が俺に何しようか 旨そうだな

俺の舌は 保護色に染まってるんだぜ

長靴百景 だいぶあとのガマガエルまで 太らないで眠る

                         ―

標本 持ち出すに至る

――


明日の関心は

孤児院に、本陣を立てる


侍と足軽は、盗まれた偶像を元に戻す作業を

今は厭うわけではないから

篝火にビビろう

骨のあるが、口が針ですぼめられて

今晩は戦争中より

防火頭巾を欲しがっているかもしれないので

はい、腕を突き出しても水はまだ川から海へ流れてます

きれいな水でも、泥水でも

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