第2話 カフェ・オ・レ の魔法


わたくしは毎朝

仕事へ向かう前に

小さなカフェで

カフェオレを楽しむのが

習慣でございます



わたくしは

カフェオレを手に取り

その香りを深く吸い込んでから

一口いただきます



その豊かな味わいが口の中に広がり

心地よい余韻を残します



手のひらに

カフェオレの温かさを感じながら


わたくしの妄想が

大爆発いたします



☆☆☆☆☆☆☆☆



昔々

ある小さな町に

カフェオレの魔法使いと呼ばれる

老人が住んでいました



老人が入れてくれるカフェオレには

特別な魔法が込められているのです



ある日

町に不思議な噂が広がります



老人のカフェオレを飲むと

「願いが叶うらしい」

というのです



人々は興味津々でカフェを訪れ

カフェオレを注文しました



そのカフェオレを飲むと

不思議なことが起こります



ある人は

夢の中で古代の城に迷い込み

伝説の剣を手に入れました



ある人は

夢の中で欲しかった船を手に入れて

大海原へ大冒険に出かけました



町の人々は

カフェオレに込められた

魔法の力に驚きました



ある日

若い女性がカフェを訪れました



彼女は悲しみに暮れており

亡くなった祖母に会いたいと願いました



老人は黙って

彼女に一杯のカフェオレを出します



彼女が一口飲むと

その場でまどろんでしまい

祖母が元気な姿で彼女に笑いかける

幸せな夢を見ました




町の人々は老人のカフェを訪れ

願いを叶えるために

カフェオレを飲みました



カフェオレの魔法使いのカフェは

幸せと希望の場所として

町の人々に愛されるようになりました



そうして

カフェオレの魔法は

その町に

永遠に語り継がれることとなったのです



もしかしたら

あなたが今飲んでいるカフェオレは

カフェオレの魔法使いの

カフェオレかもしれません



そんな夢を見ているわたくしは

もうすでに

カフェオレの魔法に

かかってしまっているのございます

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