【第14話】
飯田市北方の豚小屋で発生した恐ろしい事件が発生したことを受けて
しかし、現時点で容疑者の身元を割り出すための証拠が見あたらない…
捜査は、早くも難航したようだ。
その日の夜であった。
ところ変わって、日進市本郷町にある葬祭会館にて…
豚小屋の汚水槽でボロボロに傷ついて亡くなったあやみの亡義父の友人の孫娘の遺体がきれいな状態で到着した。
この時、あやみの亡義父の友人の男性は涙ひとつもこぼさなかった。
それを見た17歳のオイゴがあやみの亡義父の友人のこめかみをグーで殴りつけた。
(ガーン!!)
「オドレドロボー!!」
「やめてくれ〜」
「
17歳のオイゴは、あやみの亡義父の友人をボコボコに殴りつけた。
その後、あやみの亡義父の友人は20人前後のオイゴたちから集団暴行を受けた。
親族たちは、するどい目つきであやみの亡義父の友人をにらみつけた。
館内に20人前後のオイゴたちの怒号がひびいた。
7月26日の朝7時過ぎであった。
ところ変わって、よしえとしゅうさくが暮らしているゆういちろうの姉夫婦の家にて…
家の食卓には、よしえとしゅうさくとゆういちろうの姉夫婦の4人がいた。
テーブルの上には、ごはんとみそ汁となっとうとあつやきたまごと煮豆とたくあんが並んでいた。
この時、義兄はよしえに対して『ちょうどいいお話があるよ。』やさしくと言うてから新しいパートが見つかったことを伝えた。
「よしえさん…1日3~4時間のパートが見つかったので、今日から早速行ってみますか?」
「えっ?きょうからって…場所はどこですか?」
「
「Aコープ。」
「大丈夫よ…みなさまは親切な人たちでわからないことがあったら教えてもらえるわよ…それと…しゅうさくを受け入れる場所が見つかったよ。」
「(よしえ、気乗りしない声で)ええ…」
「9月から中途入園ができる幼稚園がこの近くにあるのだよ…夏休みが明けたら行くことができるように手続きしたからもう大丈夫だよ。」
「ありがとうございます…けど…その間。」
「しゅうさくのことは心配しなくてもいいよ…よしえさんがいない間は私たちがめんどうを見るから大丈夫だよ…安心してパートに行きなさい。」
「ありがとうございます。」
よしえは、パートに行っている時間だけ義姉夫婦にしゅうさくのお世話をお願いしますと言うた。
問題は、ゆういちろうであった。
姉夫婦から実家へ帰って来てと言われたゆういちろうは、どうしようかと迷っていた。
ゆういちろうが飯田へ帰るためには、職場から任されているお仕事を後任に引き継ぎしなければならないが後任の従業員さんがいないので引き継ぎができない。
ゆういちろうに任せているお仕事は、他の従業員さんたちに任すと危ないと上司のくそたわけたことを言うているので引き継ぎができないのか?
それとも、上司はゆういちろうにイソンしているのか?
それとも、どちらとも言えない理由があるのではないか?
ゆういちろうの姉夫婦は、ゆういちろうが帰って来ないのでひどく心配しているが『引き継ぎが済んだらすぐに帰って来ると言うているから大丈夫…』と言うてノンキにかまえていた。
よしえは、ゆういちろうが大キライなので『あんなボロテイシュはくたばりゃいいのよ…』と思った。
よしえの手元には、ゆういちろうが亡くなった時に支払われる2億円の生保の証書があった。
よしえは、どちらかと言うと義姉夫婦の家で暮らすこともまたイヤだった。
保険金は、よしえとしゅうさくが暮らす場所を確保する時に必要なお金として取っておくことにした。
あのくそったれテイシュとリコンしないと…
しゅうさくとうちがあぶない…
急がなきゃ…
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