エリートの異分子

二条

プロローグ【夏は憂鬱】



暑い。


夏はどうしてこんなに暑いんだ?

これでは温暖化で人類絶滅するのもそう遠い話ではない、はず...


こんなアホなことばかり考えている俺は16歳高校生、秋田蒼あきたあおい、主人公っぽい名前をしている凡人だ。


趣味は読書と音楽聴くこと、特技はノーコメント



今年こそは専念すると誓った勉強も夏休みの間全くやらなかったんだ。

暑さだよ、暑さ、こいつが俺の集中力を低迷させるんだよ!


とにかく、夏の暑さが大嫌いだ。

今からプールにでも行けば美女のビキニ姿を拝めたりできるのだろうか。

まだ読みたい本もあるし、家を出たくないな...





俺の貴重な夏休みはこんなことを思い続けている間に終わってしまった。


いよいよ始まる新学期、そして高校卒業までの道のりはまだ2年はある。

…最悪だ。


ーーーーーー


弱音はやめよう。今年こそは頑張るんだろ。


俺はクールなユニフォームに着替え、学校へと向かった。









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