未定

@battlelegenddragon

「混ざりあった世界」

理由なんてわからない。

誰がやったかなんてわからない。

でもそれは起きている。

「今」起きている。

知らない世界の人がいる。

でも「私の世界」には似つかわしくない人。

お友達になれるかな。

いや、なれないかも知れない。

この人は存在してはいけない人。

絶対にしてはいけない。

なのに存在している。

世界が目に見てわかる。

混ざっている。

空想していない。

ありえない。

ありえない。

ありえない。

少女の判断はとても早かった。

ウォーパルソードを探さなきゃ。

彼女の名はアリス。

かつて様々な世界を渡った少女だ。

しかしその世界は「アリスの話の中での世界」に過ぎない。

そう、これから旅する世界は「アリスの話の世界」であり「アリスの話ではない世界」

要するに「混ざりあった世界」である。

彼女はウォーパルソードを探そうとリビングに駆け込む。

鏡の世界に入る必要はなかった。

アリスの世界が一つに纏めて融合されたからだ。

鏡がおいてあった場所には剣が、ウォーパルソードが置いてあった。

まるで世界の融合を断ち切れと言わんばかりに。















昔々、その物語はガラスの靴を履いた少女が王子様と結ばれるまでの話···

昔々、その物語は桃から生まれ鬼を倒すまでの話···

混ざりあう

混ざりあう

混ざりあう

···

陣羽織を身に纏い

頭には布を被り

その剣はガラス製。

「「いさざぁ、おぶにとたういかじいへへ。」」

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