死角の容疑者

@mdat

探偵の事件簿

第1話 一家虐殺事件

※グロ表現が、苦手な方は、ここで閉じてください。※


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『こっこれは…相当酷いですね。』

紘世ひろ刑事は言った。

『あぁ。こんなにもぐちゃぐちゃにされているなんてな…』

冥王めいお刑事も続けて言う。

2人が目にしたものは、ありとあらゆる方法で死んでいる一家。

父親らしき人物は、頭の後頭部が大いに凹んでいる。

娘らしき人物は、首、胴体、両腕、両足が切断されている。

母親らしき人物は、滅多刺しにされ、顔が陥没している。

息子らしき人物は、指の骨が全て折れ、口が何かで塞がっている。

4人は、もう死んでしまった。


法医学者でも、これだけのことをされたら即死すると言っていた。

警察も総力を上げて捜査しているが、犯人は未だにわからない。

なので、2人はとある男の元へ行くことにした。

(本当は、そいつの力は借りたくないけど)



「おや…変わったお客さんじゃないか。」その声の主は、未来真琴。

この町の名探偵。ありとあらゆる事件を解決した凄腕探偵だ。

『ちょっと君に依頼があってね。』冥王刑事は、苦笑しながらも言った。

「警察が直接依頼をするなんて、初めてだよ。

それで?どんな事件なのか、教えてくれないかな?」

真琴は、2人の刑事に向けて、事件のことを聞き出した。

まるで興味を持った子供みたいに。

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