第27話… 報告
*.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜
会議室にて
支店長にS市に行くことを告げた
事務所に戻ると
ユマ先輩と目が合って
にっこり微笑みかけられる
"こっちも早い方がいい…"
「……ユマ先輩、ちょっと良いですか」
「えっ!私…( ゚∀ ゚)」
先輩を 休憩スペースに呼び出した
*・゚・*:.。.*.。.:*・゚・*:.。.*.。.:
「ずっと避けられてたから
声掛けてくれて嬉しい!(/ω\*)」
何を勘違いしてるのか…
頬を赤らめている
1人 めでたい人…(。´-д-)ハァ-
「僕…彼女と別れました」
「…えっ!
じゃあ私と 付き…っ!…」
「すみません…はっきり言います!
ユマ先輩のことを これから先も
恋愛対象としてみることはありません」
「…そんなの付き合ってみないと
わからないじゃん!」
……どこまでも自己中な人
誰のせいで…
こんなことになったと思ってんだ?
…先輩の気持ちに気付けなかった
僕も悪いんだけど
「…彼女とは 赤の他人になりました
だから もう彼女に対しての
嫌がらせは やめてください」
「…何それ」
「もし、また
彼女を困らせるようなことをするなら
僕は許さないし ただじゃおかない…」
「……へぇ〜
別れることで
カノジョを私から守ったってこと?」
「………」
…こんなことしか思いつかなくて
別れることで 本当に守れるのか
悩んだけど…
「…あのオンナ ますます憎たらしいわ」
「っ…だから本当に これ以上は…!!!」
「わかってるわよっ!!!!もう何もしない…」
「お願いします…」
「…私、智くんのこと 好きだったの」
「ごめんなさい…
何を言われても
気持ちは変わりません…」
「………」
「…仕事の方でも もう僕から
先輩を頼ることは ありません…
今まで…助けてくれて
ありがとうございました」
頭を下げて
事務所に戻った
*・゚・*:.。.*.。.:*・゚・*:.。.*.。.:
→
「………」
。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆
いいな〜と思ってた智くんから
恋愛相談されて ショックはあったけど
彼の"気になる人"は
どんな人なのか…
そして
どういう人を好きになるのか…
興味があった
外回りの帰り道 幼稚園に行って
様子を見に行った
園庭で子どもたちに囲まれて
一緒に戯れながら
幸せそうな笑顔を浮かべる女性
智くんが話していた
カノジョの特徴と合致する…
"きっと…あの人だ…"
カノジョのことを嬉しそうに話す
智くんの笑顔を見るのが苦しかった
メラメラと嫉妬の炎を
燃え上がらせながら
どうやって あのカノジョを
智くんから遠ざけるか…策を練った
私は ただ
悔しかっただけ…
カノジョが 羨ましかっただけ…
彼の気を 引きたかっただけ…
智くんの"本気"を見せつけられた挙句
仕舞いには 絶縁さながら
バッサリと
フラれちゃって
もう…何かをする気持ちも起きなかった
遠ざかる後ろ姿を見つめて
声を漏らす
「自業自得…かぁ…」
*.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜
その日の夜
→ 閉店後 従兄 仁の店
「あ?! ちょっと待て!!何だって??
オレの聞き間違いか?!別れただと?!
原因は やっぱり接p…うわぁぁぁ…
ププ、プロポーズは?…ぬぁぁ( ꒪口꒪Ⅲ)」
「兄さん、落ち着いて!(ノ∀`)ハハハッ!」
「笑い事じゃないだろ!(´△`)ハァ…」
「笑ってないと 泣きそうだから…」
「智…ホント大丈夫か?
あんなに好きだったのに…」
「仕方ないよ…逆の立場なら
例え事故だったとしても イヤなもんは
イヤだもんね…(*´꒳`*)」
でも まだ好きだし…
すぐに忘れろって言われても 無理だし…
「まぁ、アレだ…
S市にも イイ女は居るはずだから
色々 味見してみるのもいいぞ?
手当り次第、食っておけ…パクっとな!」
「手当り次第なんて 食えないよ!
僕 すぐ お腹壊しちゃうし(´▽`*)アハハ」
「盛り付けや見映えも大事だが
やっぱり中身…美味いかどうか…
あ、食う前に腐ってないか
ちゃんとニオイは嗅いでから食えよ!」
「生々しいなぁ…(ノ∀`笑)」
兄さんなりの
何となく意味が通じる励ましに笑えた
「S市に行くのも 早めようと思うんだ…」
「そうか…寂しくなるなぁ…」
「…今すぐ必要じゃないものは
後日 取りに来るから
兄さんのところで
預かって欲しいんだけど いいかな?」
「おぅ!わかった!」
兄さんが作った ご飯も
頻繁に食べられなくなるんだなぁ…
「智、今まで通り 遠慮なく遊びに来いよ!
美味い飯 食わしてやるから!」
「うん!」
兄さん ありがとう
新しい土地でも 頑張るよ…
*.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜
さらに数週間後
年に一度 喫茶店で開催される
行かなくなった このイベント
仕事終わりに 打ち上げと称して
ケーキバイキングへ
3人で足を運ぶことになった
*.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜
→ 席に座って
飲み物待ちの
「よし!今日は食べるぞぉ〜(*´□`)/」
「まさか ココとはね…
打ち上げって
普通 酒 飲むんじゃないの?」
「僕も そう思ってましたけど…」
「酒の席のあとに
なにかしらの"間違い"があったら
困るでしょ?( *¬ω¬)ジロッ」
お冷を口にしていた
「( >д<)、;'.・ブホォッッ… ゲホゴホ…」
「
「大丈夫 大丈夫(;´∀`)…ァハハハ…」
「汚いってば!□ヾ((´^`*))フキフキ」
「ごめん…フキフキ (;・д・)⊃▧」
*.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜
→ ケーキを食べ始めた3人
「コーヒーで乾杯するってオシャレで
いいですね!(*゚~゚*)…モグ モグ」
「ね!こういうのも
良いよね〜(*¯ч¯*)''… モグモグ」
「懐かしいなぁ…モグモグ…(´~`)」
色んなケーキとコーヒーを
好きなだけ堪能出来る
甘いもの好きには 最高のひととき
「ダンスの練習をしなくなったので
せっかくキュッと締まってたのに
余計な肉が つき始めちゃって…」
マサ先生がボヤく
「だから習いにおいでって
言ったのに(´∀`*)ヶラヶラ」
「ちょっと真面目に通うこと考えます」
「友達価格で…」
「交渉成立ですね」
(っ´ω`)っ⊂(´ω`⊂ )アクシュッ
「結局、
月謝取るんだ?!(ノ∀`笑)」
冗談を交えて談笑…
楽しい時間を過ごしていた
。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆
「あ、おふたりに1つ
質問したいんですけど…」
「私 ノーコメントでいい?Ψ( 'ч' )モグモグ」
「俺が答えるのかよっ!(ノ∀`笑)」
「親友じゃなくなった原因って
何なんですか?」
「「・・・・・・・・・」」
ん〜 この質問は…|・ω・*)チラッ
真顔になった
どう答えるのか…
「あ、この質問はタブーでしたか…」
まぁ…年数経ったし
当時は つらかったけど…もう時効でしょ
「仲のいい友達同士でも
喧嘩することだってあるでしょ?
仲直りが出来ないまま
時が経って 久しぶりに再会して
今は仕事だけのお付き合いって感じ…
そうだよね?」
「…あぁ〜まぁ…そうだなぁ」
あの時は
忘れるしか無かった
隣にいて 当たり前だった
忘れろって言われたんだから…
あの出来事だって…本当は…
「さてと…次、何食べようかなぁ〜!
選んでくるね!」
私は席を立った
*・゚・*:.。.*.。.:*・゚・*:.。.*.。.:
→ 無言の
「
「当たり前だろ…俺が原因なんだから!
ホント、意地悪いよな〜マサ先生(´^`*)」
「ふふふ…(。-∀-)ニヤリ
自分が悪いってわかっているなら
謝ればいいのに…」
「何度も謝ろうとした!!!
なのにアミは
もう忘れたから!の一点張りで
謝らせてくれないんだよ…」
「僕のいる前なら サラッとでも
謝れるかなって思ったんですけど…」
「そんな軽い感じじゃないから…」
「アミ先生…
どんだけ傷ついたんだろう…」
「……ごめんなさい」
「僕に謝ってどうするんですかっ!」
「あ…だよね(;¬∀¬)ハハハ…」
「謝ってスッキリしたいですよね…」
「アミが嫁に行く前に しっかり謝るよ…」
ちょっと意地悪し過ぎたかな…
そうだった…
アミ先生は 彼氏さんのところに…
"あれ?…"
ふと疑問に思ったことを
ケーキを取って戻ってきたアミ先生に
聞いてみる
「そういえば
最近 彼氏さん 迎えに来ませんね?
お忙しいんですか?」
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