第4話 肩乗りにゃんこ
今の子は「膝乗りにゃんこ」ですが、前の子は「肩乗りにゃんこ」でした。
仔猫のころからわたしの肩に登るのが好きで、小さなころは肩に座らせて歩くこともできました。
肩に乗るのは大きくなってもかわらわず、当たり前のように乗ってきて、ときにしがみつき、わたしの肩に引っかかるのが好きな子でした。
それがどういうことかと言いますと、
「いつ背中に飛びついてくるかわからない」
となります。
油断すると後方から飛びつかれ、爪が伸びた状態だとそれが背中や肩に刺さるわけです。ときに流血沙汰ですよ。
階段の上から肩に落ちてきたこともありましたね。本人は飛び乗っただけのつもりでしょうけど、めっちゃ危険でした。料理中はさすがに危ないので、背中に注意でしたけど。
ですが今の子は、肩乗りしません。
前の子しか知らなかったわたしは、
「ネコは人間の肩に乗るのが好き」
だと思っていたので、仔猫のころは肩に乗せてあげてましたけど、イヤそうにしてすぐ降りてしまいました。
今も肩に引っかけるとイヤがります。ネコも好みはそれぞれなんですね。
だけどふたりとも、高い場所は好きです。
食器棚に登ってわたしを見ろし、「ふふんっ」とドヤ顏するのは同じですし、階段の手すりを歩くのを失敗して、下まで落ちたのも同じです。
ネコが高い場所が好きのは本能らしいですけど、落ちないようにしてくださいと思います。
ケガをされると病院代が……動物病院って、結構いいお値段がするので……。
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