3匹の戌と呪われた十二支

第0超 初めての依頼

第1話 解かれた戌の封印

俺は学校の帰り道で、友人達ととともにに向かっていた。

俺の名前は蒼上焚翔あおがみ たくと

俺は鏑城学園がぶらぎがくえんの1年生だ。

そして俺は友人と恋人の3人で、超常探偵部というのをしている。

この世の不可思議な現象などを解決したり、それからみんなを守る?みたいな感じかな。


それで今日さっき、初めての依頼を受けた。

···············え?どんな依頼かって?



[それは遡ること1時間前····························]



俺は学校の探偵部の部室で依頼者と喋っていた。


焚翔「あなたが依頼者の優菜さんですか?」

美奈「はい···············そうです」


この人は田代たしろ美奈みなさん鏑城学園かぶらぎがくえんの3年生の先輩だ。


焚翔「それで依頼というのは?」

美奈「えっと、とある神社にある、封印を解いて欲しくて」

焚翔「とある神社·············?とある神社とは一体どこなんですか?それは」

美奈「はい、えっと、戌守いぬもり神社じんじゃです」

焚翔「···············戌守神社?」

美奈「えぇ、そうです···············」


戌守神社···············なんだろうか。


焚翔「なぁ、戎真か日向でどっちかその神社知ってる?」

戎真「いや、俺は知らない」

日向「私知ってるよ!」


この2人は、友人の鏑城戎真かぶらぎ かいまと俺の彼女の星橋ほしはし日向ひなただ。

俺と同じくここの部員であり、2人は助手?みたいなものだ。


焚翔「どんなところなんだ?そこは」


俺は日向に聞いた。


日向「えっとね、なんか十二支が悪い戌から人間を守ってくれてるらしくて···············でも、戌が十二支を無理やり閉じ込めてるって言い伝えもあるよ」

焚翔「なるほど····················」

日向「もしかして、十二支を助けたいってことですか?」

美奈「はい、そうです····················」


美奈さんがそういった直後、戎真が声を出した。


戎真「そういえば最近、十二支が関わる2箇所の神社の石像が壊されたって聞いたけど····················関係あるのか?」

美奈「····················」


美奈さんは黙ってしまった。

俺は何かが怪しいと思ったがとりあえず、そこで気になったことを聞いた。


焚翔「えーと、美奈さん···············」

美奈「はい····················なんでしょう?」

焚翔「依頼内容は封印を解いて欲しいということでしたけど、もし戌が暴れだしたらどうするのですか?」

美奈「それなんですけど···············戌だけ封印すること出来ますか?」

焚翔「····················出来ますよ」

美奈「お願いします」


と、話が終わろうとした時、日向が戎真に質問をしたのだった。


日向「そういえば、十二支が関係する神社って他にもあるの?」

戎真「あぁ、えっと最近知ったところだと···············かな···············」

日向「へぇ、なるほどね〜」

焚翔「それじゃ、準備して向かうか」



そしてそこで話は終わり、俺たちは今神社に向かっているというわけだ。



美奈「あ、着きました、ここです···············」

戎真「ここが戌守神社か···············」


そして俺たちは中に入っていったのだった。


美奈「これが戌の石像です、これを壊したり、封印をとけば、十二支様が復活します」

焚翔「···············それじゃ今から封印を解きますね」


そして俺が戌守神社の封印を解こうとした時だった·················


『やめろ!!』


の声が聞こえてきたのだった。


日向「え!?何今の声!」

戎真「なんだいまの····················」

美奈「····················チッ」


美奈さんが舌打ちをした直後だった。

美奈さんは戌の石像を倒し、粉々に砕いたのだ。


日向「え!?何してるの!?美奈先輩!!」

美奈「仕方がない···············本当は安全に解いて、戌だけ封印しようとしていたのですがね···············」

焚翔「····················何をしているんですか?」


俺は美奈さんが何かおかしいことに気がついたのだった。


そして壊された戌の石像の周りからいくつかのが、空を飛んでどこかに飛んで言ってしまった。


美奈「あ!後ろ!何かがいます!」

焚翔「なに!」


俺は美奈さんの言葉で後ろを振り返った。

そうするとそこには動物のようなものが佇んでいた。


『貴様ら····················何者なんだ····················許さぬぞ····················ここで今すぐ····················噛み殺してやろう·························後ろの女貴様は絶対にだ····················』

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る