タイトル[不老不死とはそんなにも良いものなのか?そんなにも悪いものなのか?]

絶望を超越するもの

タイトル[不老不死とはそんなにも良いものなのか?そんなにも悪いものなのか?]

俺たち2人の男はいつものように

学校の空き部屋でお菓子を食いながら話をしていた。


「不老不死てよく悪役の目標にされて主人公に馬鹿にされている

イメージがあるけれど不老不死て目標として良いと思うか悪いと思うか?」


「そうだな不老不死はよくデメリットばかりが話されているイメージだな

例えば色んな存在に狙われるとか長く生きて何も楽しくなくなるとか

人類が滅んで惑星が滅んで太陽系が滅んで銀河が滅んで宇宙が滅んでも

生きなければならないとかそう言ったものばかりを挙げられるが

メリットとして永遠に生きて全ての楽しみを味わうことができる

死と言う最低最悪の事柄から抜け出すことができると言うことが挙げられる」


「永遠に生きると言うことは全ての楽しみを味わうことができるのか?

それは全ての悲しみや絶望も味わうことになるんじゃないのか?

死は最低最悪の事柄なのか?」


「そうだな永遠に生きると言うことはこの宇宙が終わっても

別の宇宙に行く或いはまた宇宙が誕生して知的生命体が生まれるまで

生きれると言うことそしてその知的生命体が己に都合のいい存在である

ことも永遠に宇宙の始まりと終わりを繰り返せば簡単に可能

無限の猿定理だそして苦しみも悲しみも絶望も味わうだろうだけれど

希望も喜びも幸せも味わえるそれは最高のことである

死は最低最悪の事柄なのか?、死は最低の事柄である

死は無となること無とは何の価値も無いものである

苦しみも悲しみも絶望もマイナスであるがそれには価値がある

希望も喜びも幸せもプラスであるがそれには価値があるだけれど

無には価値など無いそれは最低最悪の事柄であると思っている

俺は悪役が不老不死を目指すのを世界征服や世界の終わりなどよりも

遥かに凄い目標であると思っている遥かに価値のある目標だと思っている」


「まあ不老不死に価値があるかどうかは

どれだけその人が死について価値を置いているかに値しますよね」


「何かをするために不老不死が欲しいんじゃ無くて

絶対に欲しく無い死と言うものから逃れるために不老不死に

なりたいと言うことを理解している奴は本当に少ないよな

それに長い時間によって退屈が敵になると言うが不老不死になった

存在はきっと退屈と言うものが刹那にすら満たないものになると思っている」


「それはどうして?」


「退屈とは死と言う時間が限られたもののみに

与えられた現実逃避であると俺は思っている」


「俺にはまるで理解できない物事だな」


「まあ理解する必要は無い、俺はそう言った考えであると思ってくれればいい

そして人々は不老不死を心の奥底では求めているが苦しみたくは無いだから

天国と言ったら永久の苦しみのない幸せな都合の良い世界を考えたと

思っている、そして人は溺れされられて今死ぬか不老不死になるかを

迫られたら9割9分の人は不老不死を選ぶと思っている、そして

肯定派の不老不死=都合がいい都合が良すぎる

不老不死
否定派の不老不死=都合が悪い都合が悪すぎる不老不死であり

中間点の不老不死を話している人をまるで見かけないと思っている」


「人は天国と言うなの自分に都合の良い世界に行きたい

それならば不老不死を皆心の底では選ぶ

選ばないのはうわべでのカッコ付けにも満たないゴミのようなものだ」


「不老不死が辛い・天国は幸せではない・全てが不老不死になっても辛くなる

それならば寿命で死んで完全なる無になりたいのか何も感じず

考えられない存在になりたいなんて俺には理解不能な馬鹿に思える」


「無限の時を生きられるのであれば永遠の飽きすら楽しめるようになれる」


「不老不死自体がメチャクチャ都合の良い前提である」


「人間を不老不死に出来るのならば地球や宇宙を永続させることも容易い」


「地球消滅したら宇宙空間に放り出されるの確定なのか

それまで進んだ時代で人類とはその程度の進歩しかできないのか?」


「俺は終点を見てみた人間の終点を宇宙の終点を全ての終点を」


「不老不死であり永遠の苦しみを背負うのが

地獄
不老不死であり永遠の幸せを享受できるのが天国

不老不死であり永遠の苦しみを背負い永遠の幸せを享受出来るのが現実」


「子供の頃一冊の漫画を買った時の喜びと今漫画を一冊買った喜びが

まるで違うように幸福の絶対値や価値観は変化するんだ
だから

不老不死になって宇宙を彷徨っても辛いかどうかなんてわからない


不老不死になった後の不幸せや幸せなんて

今の価値観で語のは絶対に無理である

実際不老不死になって宇宙を彷徨ってたら

絶対価値観は変わる
そこまで価値観変化したのは

自分なのか?って思う人もいるだろうけど

価値観の変化なんて人生において何度もある事である


本人かどうかには人格の連続性が大切だと思われるそれが真理」


「我思うゆえに我あり」


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