第6話 未来は変えられるのか?
≪この小説はフィクションであり、実在の人物や団体などとは関係ありません。≫
初登庁日から数カ月が過ぎ、私は何かと忙しい日々を過ごしていました。
そんな折、国際宇宙ステーションから離脱した、宇宙ステーション補給機(HTV)技術実証機が、大気圏に再突入し燃え尽きたとのニュースを耳にしたのです。
その時、激しい頭痛に襲われ、閃光と衝撃、轟音が一瞬フラッシュバックのように蘇る、以前にリニア新幹線の静岡県トンネル建設工事の話題が出た時と、同じような現象でした。
しかし、今回は一瞬ですが「臨時ニュース・・・〇国の宇宙ステーション・・・大気圏内に再・・・地表に・・・」と頭の中に確かに聞こえた気がしました。
今までは超能力みたいな、よく解らない現象は信じないし、信じたいとも思っていなかったが、何故だ判らないのだが、未来予知的な現象の可能性を、とても気にするようになってしまう、今までとは何かが少し違う自分がいました。
リニア新幹線、〇国の宇宙ステーション、臨時ニュースの言葉でつながる何かが、多分、未来に起こる何かを知らせるための、キーワードの一部なんだろう。
もしかしたら、神様とか仏様のような高次元の存在に、自分は何かの事件か事故を停めるために、防ぐために、特別に選ばれた人間なのではないのかと・・・
そのために知事になった、選ばれたのではないのかと・・・
残りのキーワードはなんなのだろうか?
全てのキーワードが揃ったときに、何が出来るのだろうか?
そして、今は何をすべきなのだろうか?
リニア新幹線の工事に反対の立場で意見することが、本当に正しいのだろうか?
もどかしいが、今はまだ、答えは出ない、ほとんど何も判らないのだから。
たぶんこれ以上はチョット書けそうも無いので、この自主企画の開催期間中に更新が無ければ、きっと完結なんでしょう。
自主企画主さんにも楽しんで頂けたようなので、満足ですよ~
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