第24話

義妹視点  


 「起きろーーお兄ちゃん!!今日もだるそうな顔してなー」


「おはよう。起こしてくれてありがとう」


「えへへ!それより、ほらさっさとそのクソダサい寝癖治して、一緒にご飯食べようよ」

 素直に感謝を喜べるって良いな。


「うん」


ーーーーーー


 下に行くと、今絶賛警戒中のお姉ちゃんが既にいない。


「あれ、お姉ちゃんは??」


「今日は先に学校行くって言ってたわよ」


「・・・そうなんだ」


「どうかしたの??お姉ちゃんに言いたいことであったの?」


「うんうん、珍しいなと思って」


「確かにね」「確かに珍しいな、いつもは一緒に出るにのぁ」


 そうなのである。お姉ちゃんはいつも私と途中までは一緒に行く。


 やっぱり怪しい。


 「お兄ちゃん!!今日は一緒に学校行こうよ」


「えっ??俺と良いの??」


「うん!妹だしね」


今までは学校ではほぼ無視だったし、一緒行くこともしなかったけど、


 今考えると、これはお姉ちゃんに誘われたのがあった。


 お姉ちゃんはずっと私とお兄ちゃんを引き離そうとしていた??

 

  


 「どうかしたの??」


「何でもないよ!!それより何こっち見てんのよ!!」


「何か考えてたから、馬鹿な俺だと相談にも乗れないと思うけど、何かあったら、話してほしい」


「アンタのことだから話せないのよ!!」


 「ご、ごめん」


「・・・あっ・・・その、とりあえず言えないの!!」


「わ・・・わかった。」


お兄ちゃんは落ち込んでいる。


 それは自分のことで隠し事されたら、誰だった不安に思うよね。ごめんねお兄ちゃん

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