第2話振り返ると

長いようで短い人生では、前を向いてひたすらに歩いて進まなければならないが、たまに立ち止まり自分の軌跡を確認する事も必要だと思う。

僕は良く振り向く。

平坦な道のりでは無い。

精神病になり、嫁さんのお母さんは僕の顔も見たくはない!と、言って追い出される事もあった。

その義母の話しを鵜呑みにした、義弟も僕を嫌う。

義母は死ぬ直前、僕にありがとうございます。と言ったが僕は散々言われて来たので、無視した。

その、半年後亡くなった。

何でこんなに、精神病患者は嫌われるのか?

それは、見た目は元気なのに、1日中寝ていたり、仕事どころではない状態が続き、不当に働く事を嫌っている怠け者に見えるからだ。

僕は僕なりに足掻いてきた。

無職の義弟は、僕に、

「ハヅルさん。1日中寝ててイイんスカ!タバコか酒、どっちか辞められないんスカ?」

と、言いやがり、僕から借りた6万円は返さないし、挙げ句、僕にタバコ1本もらえませんか?と抜かした。

バカが。

障害年金を全額嫁さんに渡している事はしらない。


30代は魔の10年間だった。

病院を変えて良かった。現在は睡眠障害はあるが、精神はまともだ。

他の人も人生それぞれだろう。

前を向いて歩くしかない。

疲れたら、振り向く。

そして、納得する。

自信を失った。頑張れない。

でも、気力だけで前に進む。

転職も難しい年齢になった。だけど、あきらめない。

僕には守る人がいるのだから。

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