第24話

春と暮らしてから、年が少し経った。

春は家と俺に馴染んでいる。


「春、今日はハンバーグだそ」


「やったー、楽しみです!」

敬語はまだ抜けていない。けどもうそれは癖なのかも


敬語を使わなくていいって言うとむしろ話辛いかも知れないし、俺は好きなタイミングで抜けてくれると嬉しい。

きっと思春期が来たら抜けてくれるだろうとも信じている。


つか、そっか思春期か、キエロとか死ねとか言われるのかな・・・いや春は言わないと思うが、きっと愛情のある、死ねとかキエロって言ってくれると思うんだよね。


つか、それはそれで、


「どうしたんですか、お兄さん?」


「いやなんでもない。」


「そうですか、」


「そうだ、春ちゃんチーズかけようか!」


「欲しいです!!」


そして、俺はチーズを掛ける。ハンバーグにはあとソースをかけることになっており、様々なソースを使って春ちゃんと我が家一のソースを決めることになっている。

ーーー

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る