第24話:女性としての喜び。

僕と麻美子ちゃんは一度、肉体関係なことになると、ふっきれたように

頻繁にホテルに行ってましたね。

そこが、誰にも邪魔されないふたりだけの秘密の部屋であるようにね・・・。

お互いを求めあってお互いの愛を確かめ合う。


恋人同士の一番、充実していた時期だったと思います。

昼下がりのまどろみの中で、ふたりは裸のまま眠った。

僕が麻美子ちゃんを抱いたことで僕には彼女ちゃんに対する責任が

生まれました。


今までなら、もしふたりが別れたとしても心に傷を残すだけだったけど

今はそれだけじゃないですからね。

何があっても彼女ちゃんと別れるなんてことはあっちゃいけないし、

もう自分のことだけじゃなく彼女ちゃんの人生も僕が背負っていくことに

なりました。

大袈裟かもしれないけど、それが麻美子ちゃんに対する僕の責任だと思いました。


そして彼女ちゃんがセックスでエクスタシーを感じるようになるまで数ヶ月

かかり、ようやく彼女ちゃんは女の喜びを知りました。

マックスとは言えないまでも彼女ちゃんはエクスタシーを感じたことにやたら

興奮してたし・・・感激したんでしょうね。

新しい世界を知ったわけですから、そりゃ目から鱗でしょう。


( おめでとう、これでようやく君は心身ともに女だよ)


麻美子ちゃんとイけたことに僕は心から嬉しかったし、ちゃんとご奉仕できた

ことも満足でした。

ホテルのベッドで疲れきったまま僕の横で眠る彼女ちゃん。


僕はこれからも、もっともっと君のことを好きになって行くと思うよ。

だからさ、君も思いっきり僕のことを愛してよね・・・ってそう思う僕でした。


つづく。


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