懐かしや水羊羹を提げてくる

なつかしや水羊羹みずようかんげてくる」


お中元の句です。


郵送ゆうそうおくれる今日きょうこのごろみずかおもい水羊羹を提げてやってくる人の心遣いこころづかこそがうれしい。


一年に一度のごあいさつ。

あるいはもっと長い間会えなかった人がひさしぶりと。

いつも水羊羹、重いのに持ってきてくれて。


などといいつつ、そんな人、わたしの家には来ないんですけどね!


いやまあ、親戚しんせきの方は顔見かおみせくらいには来ますけど。

それは別になつに限らず。いや、あつい夏はかえって来ない? 法事ほうじ親戚しんせき一同いちどう子供こどもが大きくなるとあつまるのもすくなくなりますよね。小さい時は、それはそれで来られないと連絡れんらく来ますけど。


だからこそ、わざわざおとずれてこられると感激かんげきもひとしおかと。

……鬱陶うっとうしいとかわない。


水羊羹のほうこそ懐かしいですね、私は。


夏にしか出回でまわらないので。

それこそ一年ぶりの再会さいかいなので。


京都では「竹筒たけづつ入りの水羊羹みずようかん」も有名です。和菓子わがし各老舗かくしにせが出しています。


高級品こうきゅうひんはもちろん美味しいですが、手ごろな「ヤ○ザキ」の袋詰めも好きです!

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