第一章 登場人物紹介
大貫善十郎:
見た目以上に老けている三十五歳。会社が倒産して無職になったのを機に、探索者に転職した。
最高の探索者を個人的な目標に掲げているが、特に深い考えがあるわけではなく、なんとなく思っているだけである。
ステータスオールF(一般人と変わらない身体能力)。スキルもランクFの収納(収納ゲートは直径8センチメートル、容量約500ミリリットル)。これだけで判断するなら探索者としては最弱であると言われても仕方がない能力値である。
レベル9の時点では収納空間九個生成可能。うちひとつは時間遅延機能付き。射出した際の時間遅延の効果は大貫の体感認識では約十秒。外から見れば大貫がすごい速さで動いているように見えており、シーカーデバイスの録画映像も同様にハイスピード収納おじさん視点で映されていた。
なお収納ゲートによる防御は現時点では破壊されたことがなく、小さいという欠点はあるが盾として非常に優秀であるといえる。
攻撃には収納解除の内部圧縮による排出を利用した石砲弾、石散弾、石銃弾、空気弾、水弾を主に使う。収納解除により魔力は本人に再還元されるため、ほとんど魔力消費がないのも強みである。
巨大レッサーパンダ:
全長2メートル半のレッサーパンダに似ている召喚獣。名前はまだない。遭遇時はレベル50相当だったと推測されている。進化前の初期状態なのでレベルは高いが特殊能力はない。
沢木素子:
探索協会関東支部の一般職員。二十四歳。探索者からのドロップアウト組で、上昇志向はなく、自分が案内した人が死ななければ良いなと思って惰性で日々仕事をしている。
吉田課長:
探索協会埼玉支部の課長。沢木の上司。
時折セクシャルハラスメントで訴えられるような発言をしているが当人には自覚も悪意もないおじさん。
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