桃太郎(人間と鬼)
ちゅ
桃
ここは誰もが生まれる前にいた世界。
ここに住む魂がそれぞれの母親のもとへ行くと言われている。
ある時、そこに大きな桃に囲まれた魂があった。その魂は桃に囲まれているせいで母親のもとへは行けなかった。その魂は大きな桃を中から食べていった。母親のもとへ行くために食べすすめていった。けれどもその桃は大きすぎてなかなか食べきれないのだ。そこに三つの魂が甘い匂いに誘われてやってきた。三つの魂は外側からその桃を食べていった。三つの魂がお腹いっぱいになった頃、桃の中の魂は母親のもとへ行けたのだという。
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