第1話

ぐわん、ぐわん…と頭の中で不快音が鳴る。


まだ寝てたいが、起きろと言うことなのだろう。


なので私は目を覚ました。


「え?どこ此処」


私はてっきり自室で起きたと思っていた。


しかし、目覚めた場所は薄暗い洋風の部屋。


「夢だ…きっと夢だ」


私はそう言い聞かせる。


「残念だが夢ではない」


扉が開く音と同時にとても人間とは思えないほどの低い声が響いた。


私は声のした方を見やる。


「ひっ!」


そこにいたのは二足歩行の2メートル程の大きさで大きな角の黒い毛の山羊のような化け物だった。


私は気づいた、これは悪魔だと。


「怖がるな、私は何も危害を加えない」


「だったら家に帰してよ」


するとかれはクククッと笑う。


「お前は何も覚えてないのか、あの醜い世界を」


すると彼は、私の頭に触れた。


その瞬間。


「あんたなんて産まなければ良かった!」


「何その、顔の痣、キモー!」


「ウザい、学校来んな」



「はあっ…はあっ…」


思い出した。私は顔の黒い痣のせいで母に虐待され、学校ではいじめられていた。



「わかっただろう、帰る必要は無いと」


「貴方は私に何をさせたいの」


彼は私の頬に触れ


「私と契約をし、私のものになれ。そうすればお前が今欲しいものを与えてやろう」


「私の欲しいもの…」


「お前はあの醜い世界では愛されていなかった。だから私が“愛”を与えてやろう」


そうだ。私は愛されたかった。


彼と契約すれば得ることが

できる。


「その代わりお前の自由を頂く」


愛されるなら、監禁されようが別に良い。


「わかった、契約する」


「では、契約書にサインしろ」


「わかった」


契約書にサインをした。


すると私の首に首輪がついた。


首輪に付いてる鎖は悪魔が持っている。


「これでお前は私のものだ」


「私の名前はベータ、お前の主だ、良いな愛しい絵萌えも


            To Be Continued

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