僕の寝床戦争

スバル

第1睡 

今日も一日が終わる。同時に僕の戦いが始まる。相手は親でもない、友達でもない、他の誰でもない自分自身である。


戦いの始まり。

僕は布団に入り、頭の中でただ寝るそれだけに集中する。ある程度体の力が抜けて、夢の中に入ろうとする時奴が来る。


僕の寝るという意識を押しのけるように、明日へのネガティブな思考が意識の中に入ってくる。仕事や人間関係での失敗、その後に後悔をする姿。憤る自分。映画館の様に頭の中のスクリーンにイメージを投映してくる。同時に不安や恐怖感といった感情が押し寄せる。


意識の中の寝るという意識は脆く、荒れた波のように押し寄せる感情の前には崩れてしまう。そして、僕は目を覚ます。

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