薄汚れた、なんて言っちゃいましたけど
作中には全く、薄汚れた表現はありませんよ? 念の為✨️
ですけど、なんとなくこの「お兄さん」
自分のことはあんまり「良い大人」だと思ってないような気がするんです
でもね?
大人になるってそういうことでもあるんじゃないかな
理想はあった、夢も持ってた
一端の目標も………
でも、そんなものにはなれないと
だんだん分かって、少しずつ夢を脱ぎ捨て、
世間体という鎧を身に纏って
「自分」を守っていくんですよね
そんな、夢も理想も忘れた大人たちが
たった一つ
捨てられなかったものが
この物語の中で炸裂します
世間体の鎧なんかあっという間にちぎれ飛ぶほど
大人になっちまったんだ、と
嘆く大人へ贈る
自分の中に残っている、
真の大人の……みっともない大人の
輝く人間性