第3話 思考②
食べるという判断を下すとき人間の思考はどうなっているのだろうか。
まずこの思考の起点は生理的欲求であろう。生物は食事を摂り、エネルギーに変換することで己の生命を維持する。
次に、何を食べると選択したのか。選択したそれを食べるか食べないか。重要なのは後者である。例えば、それが鶏肉だとして私が最終的に鶏肉を食べる判断を下すために必要なのは、「この鶏肉を食べても問題はない」という価値評価である。
だが、問題はないと断言することは不可能なのだ。問題がある可能性を0にすることはできない。
よって、この鶏肉は食べてもいいとどこかの段階で判断を下すために信じ込まなければならない。
「これこれのものはこうである、と私は信じている」という価値評価こそが人それぞれにとっての真実の本質的なものである。
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