第23話 ヤンデレ、秘密は守る。
この一色 杏という人物がどんな人物であるか、それは本人が正直に話してくれなければ何も始まらない。ということで。
「もういいわ。その占い師の話は一旦信じるわ。」
「大河!」
「但しほぼほぼ嘘だと思っているし何なら自分で調べに行ってやるつもりだからな。」
「東京は広いよ?」
「今はスマホがある。占いを当たっていけばいつかは当たるだろ。」
「ふ~ん。まぁ、いいけど。」
「いいけどってお前の話なんですけどね?」
他人事にすんなよ。
「大河が私に聞きたいのはそれくらい?」
「それくらいってかほぼノーコメントで、で済まされただろうが。」
「レディには秘密がいっぱいあるんだから。いっぱいあるからおっぱいも大きくなるんだから。」
「じゃあお前は相当秘密多いな。」
「あ、今の発言セクハラだよ。」
「厳しい………厳しい世の中だよ。」
生きにくいね。
「じゃあ私から質問する!あ~好きなタイプ!は私だし、好きなモノは知ってるし…好きなアニメも知ってるし……好きな漫画も知ってるし………う~ん。何なら知らないと思う?」
「知らねーよ。ストーカー野郎。」
全部話してないし知ってる訳ないから。
なのに知ってるとか………
「私たちは前世から結ばれてるからね!」
君の名は、かよ。
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