第12話 ヤンデレ、ヤンデレのルールをつくる
「2人だけのルールってなんだよ?」
「例えば、朝のキスは一回か二回か、」
「待て。待て。待て。」
「待ってるよ?」
「は?キス?」
「だって結婚してるんだもん。キスは当たり前でしょ?」
「結婚してないんだわ。」
「ありゃ、まだ認めない。」
「認める認めないではなく納得してないから。」
「歴史に刻まれてるんだよ?」
「今から刻まれるなら分かるけど刻まれてんのは意味分からん。」
「江戸で私たちは出会ったの。その記憶を呼び起こして?大河も。」
「ない記憶は呼び起こせないから。」
「一発衝撃を与えれば………」
「何怖いこと考えてんだ。」
「じゃあ次のルールいくよ。」
「待て。ルール認めて」
「布団は2人で1つ。2人で寝ること。」
「勝手に決め」
「お風呂は一緒に入る。一緒に入って私が流してあげる。」
「だから待」
「必ずご飯は一緒に食べること。学校のお弁当も!」
「お前………話を聞け………」
「その他にも色々あるからこれ見て学んで!」
何かメモ帳のようなモノを渡される大河。
そこには
「一緒にお出かけに1週間に一回は出ること」
「1日一回は大好きと言うこと」
「登下校時は手を繋ぐこと」
等…………
「全部叶えてこその夫婦だから!」
うわ、まじでヤバイな………
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