入学初日にヤンデレ妻が出来ました。

まんぷく犬

入学式。高校生になったんだ。オレもと、伊波大河は思う。

これから始まる様々な出来事に夢膨らませながら入学式を終えた。

そして何故か今屋上にいる。

それは何故か。

「来てくれましたか。」

一通の手紙が下駄箱に入っていたから。

屋上で待ってます。とただそれだけ。

「何かな？見たところオレの知り合いって訳じゃないみたいだけど何か用………」

ポタ。ポタポタ。

「へ？」

彼女は大河の言葉に反応する前に涙を流した。

「へ？涙？なんで？」

「何年………何十年………いや何百年……ぶりでしょうか？」

「は？」

「ようやく見つけました……貴方。」

「貴方？」

「さぁ、早く結婚しましょう！」

「…………はぁ？」

これが大河の高校入学の1ページ目だった。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい