闇を覗く

弓納持水面

第1話 恐れ

自身の内面を見つめる。

心に負った傷を癒やすには、傷口を見なくてはならない。


「お前には価値がない」


そう言われる事を恐れている。

コロナ禍で言われ、その後彷徨う中でも言われた。

そして今も。


能力がない事は分かっているが、生きる為にはしがみつく必要がある。


淘汰され、黙ってさるのがことわりと言えど、現し世にまだ未練がある。


もう少し、物語を読みたいし、稚拙なれど記すこともしたい。


イザナミの大神の御下に誘われるその時まで。

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