第39話 スーパー関東戦隊 北条五色備

 北条氏康は上野国平井城を攻略し、長年の大敵であった関東管領・上杉憲政を完全に撃破するに至った。その頃のものとされる北条家の編成名簿の中に五色備について見られる。


 北条五色備(ほうじょうごしきぞなえ)とは、戦国大名・後北条氏の元に編成されたとされる備(部隊)をいう。その名の通り黄・赤・青・白・黒の5色に分けた5つの部隊である。 


 最高格の三家老衆(松田尾張守、大道寺駿河守、遠山丹波守)に次ぐ五家老衆がそれぞれの備を担当した事が分かる。



 その5つの備(部隊)を担当したもの達を見ていこう。


 黄備 北条上総介綱成 地黄八幡の異名を持つ武将だ。


 河越夜戦では、半年余りを籠城戦で耐え抜いた上に本軍と呼応して出撃し敵を突き崩すなど、北条軍の大逆転勝利に大功を立てたという。この功績で河越城主も兼ねることになったとされる。その後も北条家中随一の猛将として活躍し、第三次川中島の戦い(上野原の戦い)では武田方への援軍を率いて上田まで進出し、上杉謙信勢を撤退させ、里見義弘・太田資正との国府台合戦では奇襲部隊を率いて里見軍を撃砕したという。


 赤備 北条常陸介綱高 


 父は高橋高種と言われている。綱高は武略に優れた家中でも屈指の武将であったといわれ、河越城に敗走させ追撃し、大功を立てた。江戸城城主である。


 青備 富永直勝


 相模三浦(現神奈川県三浦市)三崎沖で里見氏との海戦に従軍したりしたという。


 白備  笠原能登守康勝


 今川家との加島合戦において、北条氏繁と松田憲秀と共に先陣を務めた。父の死により拾萬石の所領を継承し、二代目小机城城代として北条五色備の一つである白備え旗頭を継承したという。


 黒備  多米周防守元忠


 山内上杉家・古河公方などの関東の有力者が連合して北条氏と戦った河越城の戦いで活躍し、その後、甲斐武田氏の駿河国からの進軍を防ぐなど、各地を転戦したという。


 以上、この5人を5色備という。


 

 黄備 「我、武蔵国川越城代を務める黄備 北条綱成」

 赤備 「我、相模国玉縄城代を務める赤備 北条綱高」

 青備 「我、武蔵国栗橋城代を務める青備 富永直勝」

 白備 「我、伊豆国下田城代を務める白備 笠原康勝」

 黒備 「我、上野国平井城預かり務め黒備 多米元忠」


 「「我ら5人合わせて、スーパー関東戦隊 北条五色備」」


 


 


 


 




 


 

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