第11話 魔法の特訓
第一章
魔法の特訓
出かけてから早3ヶ月が経った。俺はあの後も訓練と魔法の習熟に取り組んでいた。ある程度目処が立ったこともあり、今日は魔法の特訓をするつもりだ。
とりあえず今の魔力の使い方で中級以上の魔法を再現する事、新しい魔法を開発することの2点に重きをおいて毎日やっていくつもりだ。
午前のルーティンは終わらせてお昼時だ。少し気になってステータスを確認してみる。
名前 エルファン・シュヴァリエ・ウルス
身分 ウルス騎士爵 嫡男
称号 転生子
スキル
ユニーク 心装顕現 lv1 (1/600)
ツリー表記
心装顕現→魔剣顕現lv1(1/100)
→魔槍顕現lv1(1/100)
→魔斧顕現lv1(1/100)
→魔盾顕現lv1(1/100)
→魔弓顕現lv1(1/100)
→魔杖顕現lv1(1/100)
魔◯顕現→原初の◯→???
ボーナス 経験値取得up(極小)
起動キーワード アクティベート
アームド リリース
ノーマル
魔法系統
魔力感知 魔力操作
無魔法 火魔法 水魔法
風魔法 土魔法 光魔法 闇魔法
詠唱破棄
武器系統
剣術
共通系統
身体強化
心装顕現はやはり、魔石を食べさせないとダメな様で何度も使っているが全くレベルが上がらない。
しかし、魔杖顕現は必ず魔法を使用する前には発動している。魔法の練習をするなら少しでも経験値up効果が欲しいからだ。
魔法関係はすごく上がっていて、特に魔法で工夫している結果か魔力操作が頭一つ抜けている。
それと多分だが射出したり魔力単体に属性をつけずに使うのを無魔法と呼ぶのだろう。
あとは剣術の実力が地道に上がっているのが嬉しい。最近では、心装顕現による魔剣の方を使って訓練をしているため経験値の上がりが本当に少しだけ良い気もしないこともない。
こう見てみると被害が出やすい火魔法はあまり使っていないせいで目に見えて実力が低いな。
やっぱり使いやすい水と風を使ってしまっているし、これからは重点的に土、光、闇を使っていくか。
まずは、土の中級魔法であるストーン系統の解放を目指してみる。最初は、いつも通り魔力を使ってアローの形を作り出す。
ここまでは意識せずともできる様になった。そしてそこに生成する土の属性を更に魔力を込めて石になる様にイメージして形成すると、しっかりと石になった矢が現れた。
うーん、イメージとしてはアース系の3〜5倍くらい魔力を食うのかな?けど、今の俺からすれば大した事はないレベルだ。
あっさりと土の中級魔法を突破してしまったな。これで俺は土魔法 中級使いってことかな?
魔法のスキルを見てみると土魔法がlv4になっていた。つまりは自力でスキルの練度をコツコツとそれに適したレベルの魔法を使って上げる方法と一気に強い魔法を伝授されたり開発したりして上げる方法の2種類があるということだ。
上級も行ってみよう!上級はストーンブレイクだった筈。地面を変動させ、下から岩の塊を出しまくる魔法…のはず…
んー?地面に手を当ててまずはいくつかの土塊を突き出す様に直線に出す。これを石にしなきゃいけないんだけど…
うまくいかねぇ…何故か魔力を練って石にしようとしても突き出すのと石にするのが上手くいかない。
要練習だな。それと無魔法や操作系統の練度上げもしてかないと。
なら中級扱いになる他の属性を使ってみようか。
まずは火魔法だ。火魔法は確かフレイム系統、ファイアよりも熱が高く破壊力が大きいことが特徴だ。
魔力を込めて熱量を上げていくイメージで完成させる。
黄色い火から赤い火へ、そして白い火になる。この時点で5%くらい魔力を使っているイメージだ。
そう言えば一番熱い炎は青らしいな。いけるか俺!
更に魔力を込めていくとスッと青い炎になった。よし!これをランスにして打ち出す!
バフォンッ
あっつ!結構遠くから飛ばしたのに熱風がこちらまでやってきた。そして設置していたウォーターウォールなんて突き破ってそのまま空へと向かっていった。
あー、大丈夫だと思うけど…うん、どうしようもない。
想像しやすいものほど成功しやすいのか?さっきは魔力を炎の熱量に変えるために酸素を送り込むイメージで火力を上げた。
水なら…氷だな。先程と同じ様にどんどんと原子運動を止めて水を氷にするイメージでカチカチにする。そしてそれを射出!
うわぁ、やっぱり想像力によって中級や上級クラスの魔法も使えるのか。
次は次は…っと風なら雷だったよな。こっちはボールでいくか。風によって大気内にある水と氷の粒や埃などを擦り合わせて静電気を起こして集めるイメージで…!いけ!サンダーボール!
ここまでは上手く行ったんだけど、光と闇は難しいんだよなあ、想像できない。光は聖だし、闇は暗黒だ。意味わからん。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます