第11話制服最高
瞼越しに強い光が目を指してきて、チュンチュンという小鳥の鳴き声が聞こえてくると、聞きなれた声で
「起きてください、いさぎ様、ロラ様もう朝ですよ」
重い瞼を上げ、あくびをする、隣には毛布以外何も纏っていない寝顔?がとても可愛い義妹と、同じく毛布以外何も纏っていない俺がいた
「・・・レイン、ちょっと昨日の夜行ってた隣の部屋の方行っといて、朝ごはん食べるから」
「遅刻したくないならそんなピンクなこと言ってないで早く着替えてください」
「ロラ様も狸寝入りしてないで着替えてください」
と冷静に返された
仕方ない、夜まで待つか
パジャマから長袖の制服に着替えて・・・
「レイン」
と呼ぶと呆れたような顔でため息をつきながらネクタイを締めてもらい着替え完了
「ありがと、レイン」
その少しあと、レインたちの部屋からリビアンと制服姿の滅茶苦茶にしたいいや、する!それくらい可愛い、最高
あれは、俺の体?
ああそっか、俺は尊死んだのか、そっか
「はっ、一体今何が」
「どう、可愛い?」
と俺の目の前まで寄って少し胸を強調するポーズで聞かれる
ああ、いい人生だった、ありがとう神様
そう思いながらゆっくり鼻血を出しながら固まっている俺がいた、ああ、これがデジャブか
「はっ」
「最高に可愛いよ」
そう言ってロラに優しくキスをする
「ヘマにぃも最高にかっこいいよ」
「リビアン、コーヒー淹れて頂戴、最高に苦いやつ、なんか甘すぎて吐きそう」
「じゃあ、2人分入れてきますねぇ~」
とリビアンがうきうきでコーヒーを入れに行った
その後一般的な朝ごはんを食べ、教科書が入ったカバンを持ち教室に向かった
「廊下まできたけど、暴力とかカツアゲとか全くないな」
「そりゃそうでしょ、だって法律的なやつで禁止されてるからね、いちいちばれるような場所でやる日といるわけないじゃん」
「確かにそりゃそうか」
「ほんとは知らなかったんでしょ」
「さすがにそれはおれをなめすぎ、少しは聞いてたから」
「少しって、もうちょっとしっかりしなよヘマにぃ」
そう喋りながら教室に向かって廊下を歩いた
「そっかここが地獄への扉」
「何馬鹿なこと言ってるの、ヘマタイト」
と俺たち2人の後ろからアメジが話しかけながら扉を開けた
「後ろにいたんだったら話しかけてくれればいいのに」
そうロラが言うと
「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
なんかごにょごにょいっているけど、一旦聞いてみよ
「どうした、アメジ」
「友達にどう話かければいいのか分からないの!」
ととても大きな声で返された、ああそっか、そういうタイプか、まあ仕方ないよな、身分高すぎるから友達とか対等に話せる人なんていなかっただろうし
「そんなのなんでもいいんだよ、おはようとかそんなんでさ」
「そうそう、てきとうでいいの」
と俺とロラが言うと少し恥ずかしそうにしながら
「わ、わかった、その、ありがとう」
という会話をなぜか入口でしたことと、アメジの人気により周囲からめっちゃ見られながら教室に入り、一番後ろの左側、外側の窓の方に3人で座った
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