第4話  ボッチ家を建てる

 色々魔法が使えるようになったので家を建てることにした。

風魔法で木を切って枝払いして丸太にして火と風魔法で乾燥させて皮をはぎ、板と角材を作る。重力魔法で丸太を組み合わせて外観はログハウスにした。密閉性を高める為に丸太を加工して隙間が出来ないようにしてある。

 室内は板の床に板張りの壁。隙間が出来ない様に組み合わせる所を削って平らにしていく。うん、風は入らないな。なんとかかんとか仕上がった。素人の仕事にしては良く出来てると思う。


 こだわったのはトイレと風呂だ。太い丸太を加工して臼みたいな形にして洋式便器と厚い板で風呂桶を作った。

お湯はホーンラビットの魔石に火魔法と水魔法を付与そして温水を作ってそれぞれの適温に調整した。今は不格好な便器と風呂桶だが物々交換出来るようになったら即手に入れよう。


トイレの汚物は清潔魔法で即時綺麗にしてお尻も温水シャワーで洗ってから乾燥させて最後にクリーン魔法で仕上げる。ペーパー不要のハイテクトイレだ。

風呂の排水もクリーン魔法で浄化してから沢に流す。

魔法って本当に便利だと思う。


森では虹色ブドウが見つかった。食べると【剣術スキル】【弓矢スキル】【槍術スキル】【格闘スキル】【投擲スキル】【命中率上昇】

【誘導スキル】の7つのスキルをゲットした。

【弓矢スキル】は魔法と組み合わせることによって魔力の矢を放つことが出来る様になった。矢が無くても魔力が有るかぎり何本でも打てる。実験したところ1度に10本の魔力矢を同時に1000回まで放つことが出来るのは確認出来ている。【誘導スキル】と合わせると100発100中だ。


金色スモモも見つかって挿し木で苗を家の前の畑に植えてある。

金色スモモは【スタミナと魔力をほぼ無限大】にしてくれた。

銀色サクランボを食べると【経験値500倍】が得られたのでレベルも爆上がりして10日でレベル215になっていた。この世界でのレベル上限は1000らしいが、他の世界では99が最高値らしい。


 これらの果実も交換出来る。結構高価で換算されるので、米やシャンプーリンス、ボデイシャンプーもリストに追加されている。欲しかった釘やかすがいも交換出来る。

 武器の剣はフオレストベアと交換出来たが俺は日本刀が欲しかったのでミノタウロスを討伐できる日を待ち望んでいる。日本刀は高価なのだ。


 今日は森の雉を捕まえに来ている。巣を見つけると卵が手に入る事がある。ダンジョン内の雉は温めている卵が無くなると毎日でも卵を産み続けるようだ。雉の卵は鶏の卵よりコクが有って美味いし、雉肉も凄く美味いのだ。

 今ではキッチン用品も充実して、俺も料理をするようになった。料理の本とスキルも手に入れたし今日は雉の親子丼にしようかな。

肉が沢山とれたら唐揚げにして食べたい。作り置きしておこう。


 雉を見つけた。魔力矢で1発で仕留める。ドロップ品の羽毛は集めておいて枕を作ろう。


 物々交換マーケットも今ではあらゆる商品と交換できるようになっている。

 但し地球の銃や戦車などの近代兵器は交換できない。日本刀は俺の為に追加されたものらしく交換出来るものもミノタウロスに限られていた。。早くミノタウロスを倒して交換したい。

スキルも【錬金術】が加わって【調薬】も出来る様になった。

特殊なポーションや丸薬を試作している。とある丸薬は実用化できそうだ。最もこの島にいる限り、服用する事もなさそうだが。

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