第一幕 第一章:「認めるかーーーーーー!!」

__私立黒柳学園高等学校__地元では有名な私立高校である

私立高校といえば偏差値が高いところが多く、また全国模試でも成績優秀者が来るところと考える人が普通である


だが、黒柳学園は違う

黒柳学園は偏差値や成績優秀者優先では判断せず、また全国模試などはない


ではどうやって入学試験を受験できるか…

答えは簡単、面接に合格することだ

たったそれだけ?と思ったやつは断言しよう、君は不合格になる

何故ならば面接する相手は



____黒柳学園の学長である黒柳優斗もしくは生徒会長であるこの俺




西条千秋が認めた者のみ入学を認められるという、たった一つの条件をクリアするだけなのだ。裏口入学なんざお断りです


まぁ二人共の承認が必要であるが逆をいえば承認しなければ即不合格となるため通っている生徒はごく少数。だが無事合格し入学出来た暁には様々な教育を受けることが可能である


黒柳学園の特徴は受験資格だけではなく教育システムも違う

ここ黒柳学園は全寮制のみでありそれぞれ男女に分けている、

だがこの学園が一目置かれているのはやはり



“様々な理由により寮から通学不可能な生徒は寮からオンライン授業も可能”



ここが普通の高校とは違うところだろう

ではオンラインなら自宅でもいいだろうって?残念ながら学園は山の奥にあるため

自宅からの通学だと通いにくくまた電波も届きにくい場所の為不可能なのだ。

(どうしてそんな場所に建てたのかは俺も知らない)



話を戻そう、教育システムについてだったな


授業は基本の必須科目と選択授業のみで大学のように好きなように選択可能。

生徒数も少ないため授業によってはワンツーマンのとこもある

また様々な部活動もありバイトや副職等も認めている(人によっては車の免許を取得している人もいる)ようは必要な単位さえとれば基本自由に高校生活を謳歌できるということだ。

実際学園の卒業生でそのまま教師になった人も何人かおり当時の話を聞くことができるので就職や大学進学の話などもしやすい


ただし法律で決まっているたばこ&お酒等禁止など当たり前のことが守れてのこと

これらのいずれかに該当した場合、即退学になり再受験不可能となる

もっとも上記も破るような生徒を承認した覚えはないが




そう、決して…あんな、あんな男なんか





「認めるかーーーーー!!」










  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

俺は化粧をしない @Izayan0401

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ