第17話 恋愛じゃなくて友情を
でもこのことが、恋が分からなくなる大きな要因になってしまった。
誰かが少し気になっても、必ずその人には既に彼女がいた。
どんどん私は恋愛に臆病になっていって、ゆみとかに聞かれても、
ゆみ「かおちゃんは好きな人とかいないの?」
私「いないよー」
ゆみ「気になってる人も?」
私「いなーい」
と心から答えられるようになってしまった。
そうして片想い(だと思ってたやつ)から自由になった私は、交友関係を広げ、深めることに力を入れ始めた。
年々人との付き合い方が自分の中ではっきりしてきたと思ってるけど、特に高校入って少ししたこの時期からは、怒涛の勢いで色んな人と距離を詰められたんじゃないかと思う。
中学卒業の時に、色紙にメッセージを書き合うイベント(?)があって、当時学年は119人(何人かは滅多に来なかった…)だけど、人を選んでも30人からメッセージを貰った。
私は男子とはあまり話せてなかったというか、小学生の時も女子とばっか喋ってたのと、1部の男子には何か怖がられてたから、30分の27は女子笑。
でもその1年後、高1の終わり頃には1.5倍くらいの人と、メッセージ書き合えるくらい仲良くなれたんじゃないかな……。
もちろんそれは、ひさめさんとも。
休憩時間とか教室移動中とかに、2人で話す機会も増えて、話せば話すほど距離が近くなっていく気がした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます