第8話 ラウンドワンでカラオケ待機

中Ⅲになる春休みには、ラウンドワンに行った。

基本的に4人で動くわけだけど、スポッチャだからカラオケがあって、使用時間30分のために1時間くらい並んだ。

でも何もしないのはもったいないから、2・2で待機組と遊んでくる組に分かれた。


ここの分かれ方がまず凄かった。

初っ端からひさめさんとペア。

機械に球出しされて卓球するゲームをやりに行って、相変わらず私は運動音痴なもんで全然球が当たらず、ひさめさんの顔色を何度か伺ってしまった。

さすがに、勝負でもないし迷惑はかけてないからか、楽しそうにしてて内心ホッとした。


ひさめさんと待機組になってる間は、かなりドキドキした。


ちゃんと話せるかなーって。


遊びに行ってるときは話題がそこら中に転がってるけど、椅子に座って待ってるだけだとなかなか話題が無いから、気まずくなりそうだった。


でもそんな私の心配は要らなかったみたいで、普通に2人で楽しく話せた。

しかもずっと話してるわけじゃなくて、沈黙も許せる感じに。

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