第2話 同性愛について

最初は、私の大事な友達の1人にすぎなかった。

一度考えてみたことはあった。


この気持ち、もしかして“好き”なのかなって。


でも、下手に気持ち伝えて友達ですらいられなくなったり、周りの友達もいなくなったりしたら、辛いし、大袈裟じゃなく本当に生きていけないと思ったから、まず調べてみた。



同性愛について。



もちろん私は、自分のことをLGBTQとかだとは思ってもいなくて、そう思うつもりもなかった。

それは今もそう。

例え世間からしたらそう見えても、そういう型にはめるんじゃなくて、個性として見てほしいなと思ってた。

身近にそういう人がいれば、私はそう考えるだろうとも。

まさか自分がとは思わなかったけど。



すごく不安な気持ちで指を滑らせていたら、少しホッとする情報が出てきた。


思春期に同性を好きになることは、わりとよくあることなんだそう。

思春期がいつまでかは分からないけど、とりあえず今の私の気持ちもその類いだろうと思って、落ち着くのを待っていた。

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