第14話「承・ビルドVSサキ」
「おい! あっちでサキちゃんが模擬戦やるってよ!」
「おいおいマジかよ見なきゃ!?」
と、野次馬の視線が増えてきた。やはり最前線と友達の第二陣となると、流石に顔が知れているのだろう。何故かSNSで拡散されて倍々的に視聴者が増えてゆく。
でも対戦相手のビルドって誰? と、疑問文を付けるプレイヤーがほとんどだった。
「8属性8連続攻撃! コレなら捌ける!」
ビルドにしてみたら、4本の剣で1本2回ずつ相打ちにすればいいだけである。方や相手は剣も腕も一本……反撃に転じればこちらに分があると踏んのだろう。その理屈は正しい……。カキキキン! と、全てを捌き切ったら反撃する隙が出来た。
「これで一本!」
スキルを発動し終わったら大きな隙・間が出来る。この世界の常識だ。だが
「
何かの演唱呪文を初められた! マズイ! でも何の演唱を初めたんだ?
「
《〈見聞殺し〉により、〈
コノ! 止めなければ! と思い、反撃をするビルド……だが。サキは呪文を、
「〈
シュバン! と
「混沌世界の
「絶対の
ダメだ、演唱が止められない。だがこのままジリ貧で大技を食らうほど、変な鍛え方はしていないビルドは超接近戦へ持ち込んで、左手に持っていた
〈
《〈スーパーフレア・フルバーストLv1〉を
「ッ!?」
「バースト系だったか! 〈
ビルドは、簡単に言うと速読学習術で残りの演唱呪文を学習し・し終わった!
今度はビルドが演唱呪文の続きを唱える!
「大いなる
「
「終わりだ! スーパーフレア・フルバースト!」
万事休す! と思われた所に、サキは笑みを零す。
「〈
「へ!?」
《サキは
〈
「スーパーフレア・フルバースト返し! 返しよ!」
ドカン! と放ったビルドのフルバーストは、グルンと180度、一回転して自分の方向へ戻ってきた! が、クン! とサキは微妙に方向をズラして。ビルドの横スレスレに炎は通り過ぎて、爆発した……!
「……、ふむ。まああんたの土俵で戦ってあげた分には、いい勝負だったんじゃないかしら?」
相手の土俵で、と言うのは。サキは今回スキル〈エボリューション系〉を使っていないとィう意味である。
呆然と見ていたデストロイは、我に返って審判をする。
「しょ! 勝負あり! 勝者!サキ!♀」
なお、お互い〈
つまり、〈スーパーフレア・フルバースト〉はサキに。〈
〈
演唱中、技巧中スキルを中断するスキル。このスキルで意図的に中断されたスキルは途中で続けたり、途中で終わらせたりという〈
◇◇◇
◇あとがき◇
プレイヤー名【サキ】、ランク【マスタークラス】。
〈
【極大魔法、スーパーフレア・フルバースト、演唱呪文】
「
「混沌世界の
「絶対の
「大いなる
「
「スーパーフレア・フルバースト!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます